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2026年05月18日19:11

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阿部定・・・

 阿部定(あべ さだ)は、1936年(昭和11年)5月18日に、
 愛人を殺害し、切断した性器を持ち去った事で知られる女性です。
 今日が、丁度事件発生から90年ですね。
 1976年に大島渚が監督して、彼女をモデルに
 映画『愛のコリーダ』を製作しています。
 僕は、この映画などで、阿部定に興味を持ち、何度か日記に書いて来ました。

 1936年(昭和11年)は、2・26事件が起こった年で、
 厳しい報道管制が行われていましたが、
 何故かこの事件は大々的に報道されていたとの事です。
 報道には何らかの意図があったのかも知れません。 
 2・26事件、この事件と「上野動物園クロヒョウ脱走事件」と併せて、
 「昭和11年の三大事件」とも呼ばれていました。

 阿部定が持ち去った、被害者の石田吉蔵の身体の一部を何と呼ぶか、
 当時の報道各社が頭を悩ませたようで、
 「おちんちん」「ちんぽ」などでは品位がないし、
 「男性器」「生殖器」などでは生々し過ぎると思われたようです。
 またこの事件のメインテーマでもあるため、
 お茶を濁して誤魔化すわけにはいかなかったようで、
 苦慮の末、「局所」「下腹部」という表現が用いられて報道され、
 これ以後は性器部分をあらわす言葉として定着しました。

 阿部定は、懲役6年の刑を受け、栃木県の栃木女子刑務所に服役した後、
 1941年(昭和16年)に「紀元二千六百年」の恩赦を受けて出所しています。
 女剣劇の浅香光代は、阿部定と面識がありました。
 浅香光代の話では、一時期、阿部定は、芝居・見世物一座で本人が講釈し、
 踊りを見せて、最後は自分の局所をチラッと見せていたとの事でした。

 阿部定は、1969年(昭和44年)に製作されたオムニバス映画で、
 実際に起きた猟奇事件を題材にした、
 「明治・大正・昭和猟奇女犯罪史」と言う映画に出演していました。
 浅草の東橋の上に彼女が現れ、それを望遠カメラで撮影し、
 音声は別に録音していたものを当てたとの事でした。

 阿部定は、1971年(昭和46年)に千葉県市原市の旅館から失踪した後、
 行方が分からなくなりました。
 彼女がどのよう生活を送り最期を迎えたのかは、明らかになっていません。
 

【今日の一句】
 いつになる? 何度か誘った お返事は?


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