mixiユーザー(id:8729247)

2026年04月02日12:54

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これはクリニックの宣伝

宣伝も載せていいのがミクシィニュースだからそれはいいんだが、
書いてある内容が気に入らない。
文章中から引用する。
(以下引用)

不妊治療には、タイミング法や人工授精などの一般不妊治療があるが、これらは体外受精に比べて成功率が低いことが知られている。人工授精の1回あたりの妊娠率は約5〜10%だが、体外受精の1回あたりの妊娠率は、30歳代前半では45〜50%程度であり、同クリニックの場合、約65%だという。
(引用終わり)

体外受精っつーのは簡単に言うと
「卵巣から卵子を取り出して受精卵作って子宮につっこむ」治療。
卵巣から出た卵子は「卵管」を通って子宮に行くんだが、
この卵管が狭かったり癒着で詰まってたりすると卵子は子宮に行けない。
つまり妊娠できない。
このとき「卵管をバイパス」させるのが体外受精。

タイミング法は基礎体温などで排卵日を推定してセックスしてもらう方法。
人工授精は推定した排卵日あたりに遠心分離で集めた「元気な精子」を子宮に送り込む。
どっちも「本当に受精卵ができたか、子宮に到達したか」が確認できない。
体外受精はその点、受精卵だけを子宮に送り込むので妊娠率は高くなる。
‥体外受精をタイミング法だの人工授精だのと単純比較するのがおかしい。
何かのごまかしだよ。

だって、夫の精子が元気で遠心分離の必要がない場合は
排卵日あたりでセックスしてもらえば半年以内に妊娠する確率80%だからね。
逆にタイミングや人工授精を半年やってダメなら体外受精にいく理由になる。
「卵管は通ってる」場合でも「他の方法で妊娠できない」場合の体外受精適応だ。

ちなみに体外受精での問題のひとつは「卵子が受精するかどうか」。
10個以上卵子を採取しても一個も受精しない場合もあるんだよね。
精子をつかまえて無理に卵子につっこんで受精させる方法もあるんだけど、
そこまでやっても受精卵ができない場合もある。

この文章は「体外受精1回あたりの妊娠率」と言ってるけど、
「何個卵子がとれて何個受精卵がとれたか、受精卵何個を移植したか」が不明。
受精卵1個移植して妊娠成立するのと、
「数打ちゃ当たる」的に数個移植して妊娠成立するのじゃ意味が違う。
学会なんかで不妊症治療成績を表すのに「受精卵を何個移植して何回妊娠成立」
という言い方をする。

ワシが「ん?」と一番思うのは
「体外受精1回あたり妊娠率は30代前半で40〜50%」ってとこ。
30代前半までは自然妊娠率が高い。35歳すぎから落ちて来る。
この病院はほっといても妊娠しそうな(子宮も卵子も生きがいい)30代前半に、
脅したりすかしたりして体外受精を受けさせて、
お金稼ぎと宣伝に使える高い妊娠率を獲得してるんじゃないか?という印象あり。

35歳をすぎて40歳に近づくほど自然でも治療でも妊娠率は落ちる。
同時に「妊娠できても初期に流産してしまう」率が上がってくる。
不妊治療の成績を表す別な言い方で「テイクホームベイビーレイト」があって、
これは妊娠して無事にお産できた確率をいう。
10回妊娠成立しても10回流産すればこの数字は0%になる。
妊娠率さえ高ければいいってもんじゃない。

いろんな意味で怪しさ満杯の宣伝記事だと思う。

最後に「料金」を書いておく。
不妊治療は保険適応になったが、やり方や施設により多少の料金差がある。
でもおおまかなとこ、タイミング法なら1回千円いかないくらい。
人工授精なら7〜8千円。
体外受精なら最低でも6万円はする。

■体外受精ってどんな治療? 専門クリニックのセミナー
(妊活・卵活ニュース - 04月02日 12:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=198&from=diary&id=8732417
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