今野 華都子
神道の中心は「祓い(はらい)」「清め(きよめ)」です。
飾ることよりも
余計なものを削ぎ落とす。
濁りをなくすことが大切。
だから伊勢神宮は足す文化ではなく引く文化で成り立っています。
伊勢神宮では20年ごとに「式年遷宮」が行われます。
これは古くなったものを新しくするだけではなく
常に若々しくある(常若)
命を循環させる
という思想です。
さらに使われた御用材が他の神社へ受け継がれる
これは
神の力が分かち与えられる
日本全体がつながっている
という感覚でもあります。
豪華さではなく「本質」を尊ぶ。
金や銀で飾れば、目は引きます。
でも伊勢神宮はあえて飾らないそれは
見えるものより
見えないものを大切にする
日本の美意識 「侘び・寂び」 「清浄」の極みとも言えます。
伊勢神宮が質素で清らかな理由は
自然そのものが神だから清めを最も大切にするから。
常に新しく循環する思想があるから、見えない本質を尊ぶ文化だから。
伊勢神宮の美しさは、足すことで生まれるのではなく、削ぎ落とすことで現れるものです。
それはまるで人の心も同じであることを教えてくれているようですね。
静けさの中にある光 それこそが、日本の祈りの姿なのだと思います。
全国古事記塾主宰 今野華��子記す
写真は伊勢神宮HPより
https://www.isejingu.or.jp/about/architecture/
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