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2026年03月11日09:07

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停電と断水の中の医療

震災のときワシはもう開業医だったが、
もしまだもと職場の勤務医だったらどうなってただろうか。
停電と断水の中での医療…考えたくない。恐ろしいぞ。
特に分娩と手術!
分娩って「病棟で行う手術」みたいなもんだからさー。
大量の出血と必要物品。
一回ならいいかもしれないけど次からは器具消毒できない。
ディスポーザブルを使うしかないが、資源には限りがある。
補充物品が次はいつ届くかわからない。
生まれた赤ん坊どうする?
検査ができないどころか体重も測定できない可能性がある。
(昔風の体重計、天秤になってて赤ん坊を乗せるやつ、まだ病院のどこかにあるか?)
ミルクを溶くお湯は?保育器も温めることができない。
ちょっと状態の悪い子に酸素とかできるか?
…非常電源はあるけど、これだって限りあるよね。発電機壊れたら終わりだ。
お母さんの産後に使うでかいナプキン、赤ん坊の紙おむつ。
もう考えてるだけで逃げ出したくなるわ。

というわけで、無事生まれた上に無事に育って本当におめでとう!
もちろん今だってこの瞬間に生まれた赤ん坊がいると思うが、
あの震災のあとの大混乱の中で生まれるのは
やっぱりちょっと意味が違うと思うぞ。
お産経験ない人間には(産むほう、産ませるほう)想像もつかないだろうが、
ただの美談じゃすまされない、神様ありがとう!って感じ。

追記;
日記内容とあまり関係ないけど、思い出したこと。
知り合いの開業医だけどさぁ。
思い切り津波浸水区域にあったけど、決断が早くて
入院患者さんごと近くの山に逃げて全員助かったんだわ。
で、翌日ちょっと水が引いたときに、それでも腰くらいまであるのを
じゃぶじゃぶかき分けて病院に戻った。
それこそおむつとかミルクとかを取りに行ったのね。
そしたら‥ガラス割られてて、おむつミルクはもちろん
根こそぎなんでも盗難されてたって。
患者さんは家族とかが引き取りにきてくれたけど、
知り合いのドクターは心が折れまくっちゃって、
妻子こっちにおいたまんま、遠い遠いところにある知り合いの病院に行ってしまった。
本当に気の毒だった。

■東日本大震災から15年、地震の37分後に生まれた命は今・・・この春中学卒業「優しい人になりたい」【Nスタ】
(TBS NEWS DIG - 03月10日 21:09)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8702633
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