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2026年02月25日06:49

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猫が好きなのは、猫の方が人間より偉大だから。

藤あや子、“猫の日”に動物愛護団体に100万円寄付「一日も早く殺処分のない世の中になることを切に願います」 愛猫のチャリティーグッズを販売
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=8681096

前から猫好きの女の人が、飼い猫を「この子」と呼ぶのに大変抵抗を感じていました。
何もわかってないな。「この子」は、お宅さんのことだろと。
私は実家で飼っていましたが、どう考えても私らが猫に飼われていました。
今でも飼い猫が押し入れの上段に登り、偉そうに私や母を睥睨(偉そうに睨みつけること)しているのを覚えています。

母が今までの人生を振り返って「猫を獣医にみせたりして尽くしたのは自分の功徳だった」と言うようなことを言っていました。息子も母には大変よくしてもらいましたが、彼女は当然だと考えているでしょう。卑属ですから。犬は飼ってませんが、もしも犬を飼っていたとしてもそういう感想は抱かないと思います。
つまり、病気になった猫を獣医に連れて行って、高いお金を払うのは、隣に住む他人を病院に連れて行くかのような善行だと彼女はとらえているのです。それほど、猫は独立した存在だということでしょう。

飯を食わせても感謝というものがないですし、こちらに寄ってくるのは自分の都合です。
ボードレールが「猫と女は呼んだときに来ないで、呼ばれていない時に来る」と言ったのは名言です。
女性と同じで(女性にとっての男性も同じかもしれません)、コントロールできないのが猫を飼う醍醐味です。

そういう他者である猫をかわいがるのは、どこかで人間よりも見るべきところがあると認めているからではないでしょうか。

オリンピックも終わりました。
本質は他人との競争です。それが意義を持つのは、数学オリンピックだけです。
銅メダルの中井亜美さんが、「ここで楽しむべきだ」とおっしゃっていました。その通りです。序列をつけるのは意味がありません。
猫は競争をしません。
自分の手の届きそうもないところに駆け上がるなどのchallengeもしません。

また、性も人間とは違います。
メスは盛りのときに何匹もの雄と交尾しますが、袋の中に精子をためて少しづつ使いながら受胎するそうです。だからこそ、毛色が違う子どもが生まれるとか。

猫からみたら、「結婚相手としかしない」とか、「式を挙げるまでしない」「どんな悪い奴でも添い遂げる」などという人間の倫理は、ヘンタイの倫理です。
オリンピックでは用意したコンドームがあっという間になくなったとか。できたカップルのほとんどは、結婚しないでしょう。下手をすれば、ワンナイトラブでしょうが、それが健全だと思います。
人間の性の倫理は、親や宗教家なども含めた「他人の眼」によって形成されたものです。

しかし、深夜の猫会議をみればわかるように、猫は友達を作りません。だから、他者の眼も気にしません。
イギリスで、野にいて狩りをする狂暴なけだものであった猫を飼った第一世代にニュートンがいるそうですが、おそらく、そういう猫の本質が分かっていたから、まがまがしく狂暴なけだものを飼うという挙に出たのでしょう。

人間界にも、たまに、人格円満な人で友達がいない人がいます。
ものすごく強い人ですね。
他人から虐げられても気にしないからこそ、逆に他人の眼が気にならない。そういう人です。

猫は、オーバーに言うと、行き詰まった人間の文明の「その次」を教えてくれます。
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