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2025年12月17日07:59

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猫とは違い、パンダは、作られたアイドル。昭和天皇、『太平御覧』

■上野動物園のパンダ「シャオシャオ」「レイレイ」に行列 お別れを前に1分制限付きの観覧始まる 今後は事前予約や抽選制に
(TBS NEWS DIG - 12月16日 12:12)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8597424

猫と違います。
猫は『寛平御記』にすでに宇多天皇がクロネコをかわいがっていたという記述があります。
愛其毛色之不類。餘猫猫皆淺�鄂�也。此獨深�酣)蓮�爲其形容惡似韓盧
クロネコだったようです。
仍曰。汝含陰陽之氣備支竅之形。心有必寧知我乎。猫乃歎息舉首仰睨吾顔。似咽心盈臆口不能言。
「私の心が分かるよね」というと、ため息をついて天皇の顔を見上げたそうです。胸いっぱいのようでしたが、何もいうことはできなかったとあります

そこには、明らかに心の交流がありました。
猫の心は本当にはわかりません。ただ、宇多帝が言うのと近い、宇多帝を慕う心があったはずです。

パンダは、言うまでもなく、日本人が飼ったということもなく、中国人が飼ったという話も聞いたことがありません。
また、文学作品にも登場しません。
類書という形態の書物があります。
『太平御覧』『古今図書集成」など。百科事典のように、今までその言葉がどのように使われていたかを記載した書物です。必要があって「柳」などは、全部読みました。まあ、そこに載っていなければ、中国古典では普通ないニュアンスだと確認できますが…
もちろん、熊猫はありません。

パンダがかわいい動物だとされたのは、1972年の日中国交回復以降です。
その前に、昭和天皇が1971年にロンドンの動物園でパンダをじっくり見て、お気に入りの様子だったから、天皇陛下はパンダが好きだという噂が広まりました。

あの時代は、まだ、二次大戦の捕虜としてひどい扱いを受けた人が欧州に多く生き残っていました、天皇なんて悪魔の頭のように思われていたから、かわいらしい爺さんに仕立てる必要がありました。
ところで、本当に昭和天皇がパンダが好きだったかというと、どうでしょう。パンダは系統に議論がある動物だそうですから、分類学者としての興味からじっくり観察したという可能性もあります。

とにかく、それ以来、日本人はパンダ好きになりました。まさに、ルネ=ジラールのいう「欲望は伝染する」です。

パンダは作られたアイドルです。

だが、同時に思うのは、(中国はわかりませんし言及しませんが)当時の日本は中国に歩み寄ろうとしたということです。

前も言いましたが、
戦前の右翼は、明治維新の成功を他のアジア諸国にも分け与えようと、大陸で命がけで働きました。
そういう道徳的健全さが、最近の、いわゆる「右」にはありません。

また、「右」や「左」をカッコもつけないで使うとは、
「私は教養がありません」
というのぼりを立てて暮しているようなものです。

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