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2024年12月28日18:14

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死刑執行ゼロ・・・

 昨日、死刑囚に対する刑の執行が2年連続で0件となることが確定しました。
 法律の規定で年末の29日以降と土日祝日の執行はできないからです。
 直近の執行は2022年7月26日、東京・秋葉原で2008年6月8日に起きた
 無差別殺傷事件の加藤智大元死刑囚でした。
 1989年11月10日から1993年3月26日までの間、
 3年余りにわたって執行がありませんでしたが、それ以来の長期間になります。
 昨年1年間死刑がなかった事で、やはり12月28日の日記に書きました。

 マスコミの報道では、今年9月24日に確定した、
 静岡県一家4人殺害事件で確定死刑囚だった袴田巌さんの再審無罪や、
 2022年11月、当時の葉梨康弘法務大臣が会合で
 「法相は死刑(執行)のはんこを押す。
  ニュースのトップになるのはそういうときだけという地味な役職だ」などと失言、
 数日後に更迭された事などが影響しているとの事です。

 法務省によると、未執行の確定死刑囚は106人で、
 今年、2人の死刑が確定し、
 今月26日に死亡した青酸化合物で高齢男性3人を殺害した筧千佐子死刑囚など
 2名が病死しています。
 確定したのは、福岡県小郡市の住宅で2017年に妻子3人を殺害した
 元県警警察官中田充死刑囚(46)と、
 甲府市で2021年に好意を寄せた女性の両親を殺害し住宅に放火した
 遠藤裕喜死刑囚(22)の2人です。

 今年11月14の日記にも書きましたが、
 与野党の国会議員や犯罪被害者遺族、元検事総長らが参加した
 「日本の死刑制度について考える懇話会」が、
 死刑制度の存廃を含めて議論する会議体を設けるよう
 政府に求める報告書を公表しました。
 これに対して、政府は直接の動きはありませんが。

 また、12月17日には、国連総会で加盟国の3分の2以上が、
 死刑廃止を視野に入れた死刑執行の停止を求める決議案を支持しています。
 「この決議は、国連加盟国が、死刑を国際人権法の下での
  合法的な刑罰として否定する方向に着実に近づいていることの証左であり、
  死刑は人権保護とは相容れないという国家間のコンセンサスが
  形成されつつあることを示す。」とアムネスティが評しています。

 今回の死刑の執行が行われていない事が、
 上記のような表層的な事由によるものなのか、
 法務省内部で、死刑制度に対する検討が行われているのか、分かりませんが、
 出来れば、後者であって欲しいと思います。

 日本では、平安時代に340年余りにわたって死刑が行われなかった歴史があります。
 それは、怨霊に対する恐怖によるものだと思っていますが、
 この時代、世界中の国の中で極めて特異な事であった事は間違いありません。
 こうした歴史のある日本ですから、
 死刑廃止に踏み切っても良いような気がしています。
 上記340年余りの件については、以前書いたものがありますので、
 宜しければ、ご参照下さい。
https://blog.goo.ne.jp/tennnennkozi/e/0521326634483259aedea557511b5c8a


【今日の一句】
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