火野正平さん死去 享年75 所属事務所が発表「自宅で家族に見守られ 穏やかな最期でした」
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祖母や母が不思議がっていました。
祖母や母にとってもてる男とは、長谷川一夫や上原謙、高倉健などでしょう。そのレベルから落ちても、三波春夫、田宮二郎、坂東妻三郎、池辺亮、山口崇…でしょうから。
「あんな、猿面冠者、どこがいいのか…」と。
ところが、その話を聞いたのは小学校のころですが、妙に腑に落ちました。猫が好きだと火野正平にはまると。長い間、それを言語化できませんでした。
そうです。火野正平さんは、猫です。
つまり、狂気をはらんでいる存在です。そこに女の人は惹かれるのでしょう。
たとえば、女の人がホストに貢ぐという話は聞きますが、堅気のサラリーマンには貢がないでしょう。
しかし、猫同様に、非常に常識的です。自分の力も世の中の限界も知っています。その矛盾にこそ女性を引き付ける秘密があるでしょう。
昭和の俳優は、演技云々ではなく、キャラクターとして他に代替がない人がいました。
また、そういう人が消えるのは、とても寂しいことです。
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