昨日、文化審議会(会長 島谷弘幸氏)は、
文化審議会文化財分科会の審議・議決を経て、
萬福寺の法堂、大雄宝殿、天王殿を国宝に追加指定する事を
文部科学大臣に答申しました。
これにより、官報告示を経て、国宝になります。
今回の答申により、
重要文化財(建造物)の総数は2,589件、5,528棟
内、国宝は232件、298棟)となります。
萬福寺には、昨年10月4日に行ったばかりです。
その時の様子などは、昨年の日記に書きましたので、
ご記憶の方もいらっしゃるかと思います。
萬福寺は、京都府宇治市にある黄檗宗の大本山の寺院です。
黄檗宗は、曹洞宗、臨済宗と並ぶ禅宗の宗派です。
江戸時代に、明出身の僧隠元を開山に請じて建てられた寺院で、
建物や仏像の様式、儀式作法から精進料理に至るまで中国風で、
日本の一般的な仏教寺院とは異なった景観を有しています。
江戸時代後期の女性俳人の田上菊舎が、
「山門を 出れば日本ぞ 茶摘みうた」と詠んでいますが、
萬福寺の雰囲気をよく表していると思います。
今回国宝になる3棟を含め、萬福寺の建物は、明末期頃の様式で造られ、
材料も南方産のチーク材が使われています。
「卍字くずし」のデザインによる高欄、「黄檗天井」と呼ばれるアーチ形の天井、
円形の窓、扉に彫られた「桃符」と呼ばれる桃の実形の飾りなど、
日本の他の寺院ではあまり見かけないデザインや技法が多用されています。
国宝となった理由にも、
日本の伝統的な建築様式に中国の技法を取り入れていて、
外国文化を受け容れたことを示し、
その後の建築にも影響を与えた事があるようです。
萬福寺については、下記に載せてありますので、宜しければご覧ください。
http://tennnennkozimitearu.seesaa.net/article/501839745.html
昨年萬福寺に行った時は、10月8日からのランタン祭りの準備をしていて、
全くの予想外で、少しがっかりしましたが、
飾られているランタンは、中国風のデザインが多く、
萬福寺の雰囲気に合わせたものである事は分かりました。
今年もランタン祭りを実施するのかと調べてみましたが、
今年の告知は見当たりませんでした。
【今日の一句】
年金日 待っていたぞと パチンコ屋
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