原子力発電所から出る高レベルの放射性廃棄物、
いわゆる「核のごみ」の最終処分場をめぐり、
長崎県の対馬市議会は
「文献調査」の受け入れ推進を求める請願などを昨日採択した事が
大きなニュースになっています。
これはまだ市議会の請願の採択ですから、
実際に文献調査の受け入れを決めた訳ではありません。
今後、市議会の意向を踏まえて市長が判断する事になると思います。
文献調査は、2020年11月から北海道の寿都町と神恵内村で実施されています。
どのような調査をしているのか、どこまで調査が進んでいるのかは分かりません。
文献調査を受け入れると、最大で20億円の交付金が支給される事になっています。
過疎化が進み、財政基盤が脆弱な自治体にとっては、
20億円の交付金は魅力的なのだと思います。
これまでも日本の原子力政策は、財政力の弱い地方自治体に、
お金をばら撒く事で進められて来ました。
原子力発電所は、一時金だけでなく地元の雇用も良くなるので、
これに飛び付いた市町村があったのだと思っています。
僕は、人の弱みに付け込んだ非常に嫌らしい側面を持っていると思っています。
北海道の文献調査を受け入れている2町村は、それぞれ隣接する市町村があります。
そうした隣接市町村は、交付金が受けられずに、
万一事故が起きた場合、危険に晒される虞があります。
この辺どうなっているのか詳しく分かりませんが、
周辺自治体は迷惑だと思っているような気がします。
そうした点については、対馬市は1島1市ですから、
周囲への迷惑はないような気もします。
しかし、一方、対馬市は観光が大きな産業でもあります。
特に最近は韓国からの観光が増加していたと思いますが、
その辺がどのような影響を受けるのか、気になります。
調査などを受け入れて、交付金をもらい、
実際に設置する段階で止めたと言う手もあるような気がしますが、
どうなのでしょうね?
現在の政府は、原子力発電を前向きに進めていますが、
発電を行えば当然核のごみが出ます。
これに対しては何らのビジョンなしに進めている訳で、
今以て、最終処分場のめどすらついていない状況は、
余りにもいい加減なことだと思っています。
先日、「東京原発」と言う映画を観ました。
福島第一原発事故が起こる前の、2004年に製作された映画で、
役所広司さん演じる都知事が、東京都に原発を設置しようと言い出し、
これに伴うドタバタを描いたコメディタッチの映画ですが、
原発の問題点を挙げていて、先見性のある中々面白い映画だと思いました。
詳しくは下記をご覧下さい。
http://tennnennkozi.seesaa.net/article/500660182.html
対馬市内でも、調査の受け入れに反対の人も多く、
請願の採決では、賛成10人、反対8人でかなりの僅差でした。
今後、どのような事になるのか、注目したいと思っています。
【今日の一句】
起用され 文春砲の ターゲット
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