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2022年11月21日08:55

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庶民層のファストフード。

■「知らない」「これ絶対うまいわ」と話題に おでんのシメにぴったりな「とうめし」ってナニ?
(まいどなニュース - 11月20日 16:40)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=262&from=diary&id=7194501

二次大戦の記録に、日本兵が嫌われた…というエピソードとして、
進駐したところには、必ず、おでん屋台が出来て、日本の兵隊が酔っ払って下品なことを喚き散らす…
というのがあります。いかにも、日本的だと強い印象を抱きました。

そこで、調べたことがあります。
もともと、串にさして鍋で煮込んだ田楽がおでんの始まりだということは、有名です。
その、豆腐が問題ですが、
https://library.sophiacreeks.com/entry/2019/12/15/204324
にあるように、現在の値段で、一丁825円です。
重労働だったでしょうし、国産の大豆を使った濃いもの。納得できます。
厚揚げやがんもどきも高級品だったのでしょう。

練りものでも、竹輪は、蒲鉾と呼ばれ、本膳料理のおかずになりました。格式が高いものです。

以下は、『類聚雑要抄』(1146年)の国会図書館版の影印(写真版)ですが、
一巻9コマの、図のところ、なますの小皿が並んだ右側の丸盆に「蒲鉾」がありました。
室町時代(と書きましたが、源平時代ですね)から、格式があるおかずでした。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2589665?tocOpened=1
竹輪以外でも当時食われていた食べ物の史料、非常に興味深いものがあります。

江戸は、漁場としてこの上ない湾に面していて、近海物の魚がたくさん取れました。
今の釣りもそうですが、鯵やボラなどは大量に上がります。捌ききれないから練りものにしました。目先を変えるために、野菜を刻んで入れたり、山芋と混ぜたり…

竹輪以外に、ご都合主義で多くとれた魚の練りものが入っていき…という形で発展しました。最初は上品なもの。その仲間に入れろと得体のしれない身の程知らずが割り込んできたというわけです。

だから、おでんそのものは、餌です。
いくらうまくても、結婚式にもつ煮を出すとおかしいように、本来、おでんは飲み屋でしか出せないのではないでしょうか。

だが、そういう出自をもつ食い物だからこそ、うまく作るととてつもなくうまいです。
おでんが、最初に似ようとした、高貴な何かに近いものを作ればいいわけです。

私の入れる具(たった今、製作中)
塩竈鯛ちくわ(成城石井にあります)、大根、近所の爺さんがやっている豆腐屋のがんもどき、干しシイタケ、手羽先、こんにゃく

それだけだとうまいです。
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