mixiユーザー(id:12410478)

2022年09月14日10:35

205 view

モチーフと感動の違い。ゴダールさんのご冥福をお祈りします。

映画監督のゴダールさん死去 「勝手にしやがれ」「気狂いピエロ」など SNS上では追悼の声
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=7109584

たとえば、先日、電車の中で妻にスマホを覗かれました。
運悪く、Facebookのリールとショート動画の画面で、美女が足を組み替えるシーン。顰蹙を買いました。

考えてみたら、
ショート動画というもので、再生回数が多いのは、モチーフ、つまり、写っているものが、みんなに人気があるものです、
猫や女子高生など。

映画も、アイドルを出せば、ある程度の観客動員が可能です。

そうでないのが、ゴダールです。
映っているもの以上に、フィルムやモンタージュが魅力的です。

その魅力は何か。
ここに批評の限界があります。
魅力は作品の構造にあるようにみえますが、監督の感性にあるから。そして、感性は語り得ないものだからこそ、感性だからです。

そして、その語り得ない感性は、外界と断絶があります。
ノイローゼの人が、xが心配だからノイローゼになるのではなく、x y zと、次から次へと悩むネタを探すのと同じように。

また、感性の質とレベルも考えました。
刺身でいうと、海老マヨを食う人や、大トロが高級だと考える人には、スルメイカの目の周りの肉のうまさは、わからないでしょう。
単に「退屈だ」ではなく、「素晴らしい芸術作品だ」と思って我慢してみる姿勢も重要です。

ですから、批評もなくてはならないものです。

当時、近代文学研究をしていたぼくに、批評的言説とは何かを考えさせてくれました。ご冥福をお祈りします。
15 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年09月>
日 月 火 水 木 金 土
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930