高城俊朗 『インパール』
この本を中学生のときに読んだのは、まちがいでした。今ならもっと深い読みができたのに…と思います。
かつて『失敗の本質』が話題になりました。ビジネス書として扱われていますが、「そこえらを歩いているサラリーマンが読んでも意味がない」というのが、放言になりますが、率直な私の感想です。論じられている問題は、組織の効果的な運用ではなく、日本人にかかった呪いのようなものだからです。
関係ないですが。
これからは新しい本を読むのもいいですが、読むのが早すぎた本を読み返したいと思います。
さて、高城俊朗の『インパール』執筆動機は、
「インパール作戦」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BD%9C%E6%88%A6
のさまざまな問題点を告発することですが、
特に、
高級将校がビルマに公費を使って、和風の御殿を建てたせて芸者を呼んで放蕩三昧だった…これでは、どぶ水をすすり草の根をかじるなどは序の口。人肉まで食ったと言われる下級の兵士は死んでも浮かばれない…
ということが大きかったそうです。
遊蕩の原資は、賄賂と公費の流用です。
なぜ、こんなに堕落したのでしょう。
いろいろなファクターがあります。
1 人はみな仏であるという、本覚思想。
浄土系も法華系も同じ。そんなことを信じたら、賄賂程度は取り放題、芸者は抱き放題になります。
2 涜職(汚職)はバレても摘発されなかったという伝統。
江戸期に、派閥は主流、仕事も有能、という評判のいい奉行が汚職だけで切腹になった例は、ほぼ、ありません。
切腹やお役御免の理由としての汚職は、別の理由があり、その別の理由を正当化するためです。
(ところが、「旗本が、吉原で酒の上で口論になり相手を切った」というケースは、相手が町人でも罰せられています。ひそかに切腹させ、病没と発表するなどです。)
3 抑圧移譲
私は精神科医ではありません。普通の人間として、経験や見聞があるだけですが、
トラウマは癒せません。
パソコンにたとえると、HDDから消去する程度です。本でいうと目次を消しただけですから、内容は復元できるそうですが、アレですね。前景から消すだけです。
だから、たとえば、親に虐待された子が、自分の子を虐待するのは当然の成り行きです。
同様に、若いころに理不尽な目にあった人は、無意識のうちに公費で芸者を揚げて国に復讐しているのではないでしょうか。
兵士には「××を死守せよ。敵に負けたら自決せよ」といいい、自分は酒色にふける。
だから、ぼくは、世間とは別の観点から
靖国神社
に反対します。
遺族会の会長が、汚職軍人、卑怯者、敵前逃亡の権化、木村平太郎の遺族だったからです。こいつらは、一から十まで何もわかっていない。
九段を歩くと、バカがうつると、顔を背けて歩きたくなります。
反安倍や反靖国が、ただちにいわゆる「左翼」というわけではありません。
木村平太郎
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%9D%91%E5%85%B5%E5%A4%AA%E9%83%8E
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