■「電車で火付けようと」=乗客巻き添え狙ったか―受験生刺傷、逮捕の少年・警視庁
(時事通信社 - 01月17日 14:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6815771
下の、和田秀樹さんのお考えは正しい。
和田さんは、私の知っている受験というジャンルでは(精神医学については無知だから知りません)、信頼できる方です。お考えの妥当性以前の問題として、
説明のための方便(わかりやすくするためのウソ)がないからです。
中で、綺羅ッと光り同意できるのは、
1「出来ないのに努力しても無駄だ」というところ。
そこなんですよね。。
しかし、じゃあ、何もしないでいいかというと、それも違います。
何をするべきか。
基本原理を自分の頭で、再度、納得がいくまで考え直すことです。
本当にそうなっているかと。
ここが分岐点です。悪い方向に進むか、いい方向に進むかは本人の器量が出ます。だから、2とかぶりますが「<しかし>の後が重要」とか、「キーワードが入ったものが正解」とかを信じてしまった人は、学問に向かない人です。(そのような者は、「もしかしたら、自分にとって心地よいだけのウソを信じているのではないか」と厳しくわが身を振り返るべきですが、それができないのですね。)
昔は、そのような者に「お前なんて、勉強する資格はない。」と言ったそうです。しかし、今は、人権問題になります。そうは言えないからこそ、レベルが下がっていますね。
私も戦後生まれ。我慢しているのではなく、かわいそうだから、そうは言えませんが、
ニコニコ笑って「自己責任だ」というより温かいと思います。今は、生徒、学生が教職員など大人に見放された時代と言えるかもしれません。
2 和田さんのいう「テクニック」は、マニュアルとは異なります。
和田式テクニックは技法の意味です。マニュアルは思考停止の術です。
前者はほぼ合っています。後者は、「いかに楽をするか」だけを考え、勉強で頭を使うのを「損した」と考えるようなどうしようもないのが引っかかる詐欺です。
3 インチキな理屈を述べる輩は、根性論で搾取します。
「お客様の笑顔」などと言って、際限なく働かせるブラックな飲食も、「新たなステージに立って人生を変える」などというマルチ商法も。
根性論、精神論に陥った弊害を述べておられますが、まさにその通りです。
4 根性論、精神論は、「自分と他人が同じだ」という認知の歪みです。
認識ではなく感情だからです。だから、俗耳に入りやすいといえます。
5 お医者さんになってから、東大が有利とはいえないという話は、私が複数の専門家に聞いたこととまったく一致します。
この犯人はせめて、ネットで教授の履歴を調べることくらいはしてよかったと思います。
…医者にならなくても医学に貢献することはあり得ます。
最近脚光を浴びている、青柳卓雄さん。
採血しなくても血中の酸素濃度を測れる、パルスオキシメータの発明者。
http://www.nagaoka-h.nein.ed.jp/contents/kotyokowa/R0303193gakkisyuugyousiki.pdf
単に痛くないだけではなく、全身麻酔時の事故防止などの安全性に寄与している、つまり、世界中の多くの人の命を救った、世紀の発明です。
青柳さんは高校の先輩です。
それだけではなく、今は新潟市に移転しましたが、彼が通った当時の新潟大学工学部は長岡高校の近くにあり、高校と大学の間に私の実家があります。
誇るべき高校の先輩です。(引用したリンクは長岡高校の校長の訓示です。だから引用したというより、必要にして十分な、非常にいいことを言っているから引用しました。また、たまに誤解されるので申し添えますが、私は新潟大学ではありません)
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(以下、資料。和田秀樹医師の魚拓)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f35ae7d346aff8ce0a98ccb5a8a435beca50f127?page=1
15日に大学入学共通テストの会場である東京大学農学部の正門前で起きた刺傷事件は、世間に衝撃をもたらした。殺人未遂容疑で逮捕された名古屋市内の私立高校2年生の少年(17)は、東大医学部志望だったと言われている。
少年は警察の取り調べに対して、「医者になるために東大を目指して勉強を続けていたが、1年くらい前から成績が上がらず、自信をなくしていた」「東大を受験する予定だったが、勉強しろとの圧力が強く勉強が嫌だった」などと供述しているとされる。なぜ少年はこれほど追い詰められてしまったのか。医学部志望特有の苦しみやプレッシャーについて、東大医学部出身で精神科医の和田秀樹氏に聞いた。 * * * 逮捕された男子高校生は 愛知県内でもトップレベルの進学校に通う2年生。灘高校出身で数多くの受験テクニック本の著書もある和田氏は、超進学校の雰囲気をこう振り返る。 「私の高校でも、医学部を志望する人の多くは(医学部にあたる)東大理科III類(以下、理III)を目標にしていて、最低でも京大医学部といった雰囲気がありました。灘、開成、筑駒といった超進学校では、医学部を目指すなら東大理IIIに行くべきだという刷り込みがあって、そうではないと成功したとは言えないような風潮がある。ですが、いざ医者になってみると、医学部ほど大学名が役に立たない分野はないと感じることは多いですよ」 しかし、進学校の医学部志望の生徒の間では、偏差値第一主義の考え方が根強く残っているという。偏差値順に上から受けていくようなスタイルは、塾による刷り込みも影響しているのではないかとみる。 「偏差値第一主義の傾向は、特に理IIIを多数輩出している塾に顕著です。こうした塾では昔よりも生徒や保護者が、学校より塾の言うことを聞くようになっていると感じます。ですが本来、医者になるのなら特定の大学にこだわるほうがおかしい。私が受験指導をしているときは、志望校と併せて他の医学部との併願を勧めています。ですが愛知県はもともと国公立志向が強く、より偏差値の高い国立の医学部を目指すことがゴールだと思っている子は少なくない。プレッシャーは大きいと思います」
今回事件を起こした少年は、1年後に受験を控えた2年生だ。まだ時間はあるようにも思えるが、「面談で東大は無理という話になって心が折れた」と供述しているように、当人としては自身の成績に絶望していたようだ。 「中高一貫校では、高2までに高3の勉強を終える学校が多く、高2あたりで一気に勉強内容が難しくなります。そのため、早い段階で行き詰まりやすい。おそらく、この男子生徒はものすごく頑張って努力するタイプで、猛勉強してきたのだと思います。ですが、成績が上がらないまま努力しても、たいていは(悩みの)解決にはつながりません。やり方を変えないまま猛勉強を続けても、どうしても限界があるからです。そんな時、(成績が伸びないのは)地頭やセンスの問題だと思い込んでしまい、『俺はバカなのだ』と自己否定につながってしまう」 和田氏自身、行き詰まった時は受験テクニックで乗り越えた。その後、受験テクニックに関する数々の著書を世に送り出してきたが、最近はかつてと比べるとテクニック本が売れなくなったという。 「テクニックを変えれば受かるかもと思ってくれる受験生がすごく少なくなったと感じます。2005年のテレビドラマ『ドラゴン桜』(1期)の放送時には東大受験ブームが起きましたが、昨年に『ドラゴン桜2』が放送された際には全くと言っていいほど東大受験ブームが起きていないのが象徴的です。今の子たちは、行き詰まったときにテクニックではなく根性で乗り越えようとしてしまう傾向があると感じます。ですが、的外れな努力ではダメ。成績が上がらないのなら、根性よりもやり方を変えたほうがいいという発想がないといけません。今は本やインターネットで受験テクニックの情報がたくさん出ているので、地頭が悪い、センスがないと嘆く前に、別の方法を試すだけ試してほしい」 スポーツなどでは根性論では勝てないことがわかって科学的なアプローチをするようになったものの、受験の分野ではいまだに根性論の考え方が根付いているという。根性論が浸透している限り、精神的に音をあげてしまう学生は後を絶たない。
「学校や塾も旧態依然としたやり方で指導していては、結果的に子供の自尊感情を傷つけてしまうと思います。努力で勉強を乗り切ろうとさせず、勉強への向き合い方を教えてあげたり、実際の医者の世界について教えてあげたりするなど、広い視野を与えるようなアドバイスが重要だと思います」 そして、改めて「医者ほど大学名が役に立たない分野はない」と強調する。和田氏によると、医療分野における学歴主義からの脱却の転換点となったのは、2004年の「臨床研修制度の必修化」だという。制度の導入前は、東大病院をはじめとする複数の名門病院では、東大卒業生以外が研修医として入るのは難しい状況だった。だが、必修化以降は大学名ではなく、大学の成績が重要視されるようになったのだという。 「結果的に、希望の病院で研修をするためには、偏差値の低い大学のほうが(相対的な成績が高くなり)、かえって有利になることもある。東大理IIIに入れる実力があったとしても、あえて下の大学に行ったほうが得をする可能性もあるのです。その後の病院の出世や大学教授へのなりやすさも、必ずしも偏差値の通りになっていない。ほかの学部なら官僚になりやすい、会社で出世しやすいといったように学歴が有利に働く状況も多少はあると思いますが、医学部の場合は、たとえば東北大や慶応大と比べても、東大出身者が医者として出世できるとは言えません。ある意味で、東大の中では医学部が一番割に合わないと思います」 先を見通す広い視野を持っていれば、人生に絶望することも、過度のプレッシャーを感じることもなかったのではないか。 「ほとんどの医学部受験生たちは入学後の事情を知らず、少しでも偏差値の高い大学に入りたい。保護者も同じで、医者の世界を知らないまま学校名にこだわっている親は多いと思います。理IIIを輩出するような塾では毎日5時間もかかるような膨大な量の宿題が出されることもあり、受験生には世の中のことを知るための時間がない。実際、東大医学部に入る学生たちの多くは、世の中のことを知らないまま勉強をしてきた人が多いと感じます。だからこそ、受験生にはその狭い視野を広げる大人の存在が必要なのです」 事件を起こした少年にそうした大人の存在がなかったのだとすれば、残念に思えてならない。(AERA dot.編集部・飯塚大和)
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