免田さんの著書『獄中記』と、その前後の週刊誌の報道やマスコミの報道は、大変、参考になります。
たとえば、無実を訴えようにも便箋と筆記用具がない免田さんは、小さな草鞋を編む獄中作業をして小銭を稼いだそうです。
あの時ほど金のありがたみを感じたことはなかったと書かれています。
真実は自ずと明らかになるなどという単純な話ではなく、免田さんが全力で闘争したからこそ勝ち得た無罪です。
また、面子と権勢欲こそが冤罪を作り上げていく、その様子も伺えます。
それなのに、マスコミは、平塚八兵衛をヒーロー扱いしたドラマを制作したり、晩年、生保になった免田さんを揶揄うような記事を書いたり。
先人が血が出るような思いをして築いてきた、反権力、反偏見の闘争史を無に帰すようなことをしています、
平塚八兵衛は、帝銀事件や大森勧銀事件などに関わり多くの冤罪を作り上げた、最低のお巡りです。
免田さんがご存命ならこういうことにも、声を上げることができたのですが、鬼籍に入られました。事件というより、その周囲の諸問題が風化しないか心配です。
ご冥福を心よりお祈り致します。
■免田栄さん死去=元死刑囚、初の再審無罪
(時事通信社 - 12月05日 17:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6332226
ログインしてコメントを確認・投稿する