東大病院ルンバール事件というものがあります。
http://www.kyotolaw.jp/kawaraban/kkawaraban2009.01.html
を読めばわかる通り、痛ましい薬害事件です。
最高裁の判断は、
「訴訟上の因果関係の立証は、一点の疑義も許されない自然科学的証明ではなく、
経験則に照らして全証拠を総合検討し、特定の事実が特定の結果発生を招来した関係を是認しうる高度の蓋然性を証明することであり、
その判定は、通常人が疑いを差し挟まない程度に真実性の確信を持ちうるものであることを必要とし、かつ、それで足りる。」
というものです。
普通の人(もちろん、一般的な学識があり、冷静で客観的な人)が「…としか考えられない」と判断できれば、因果関係アリと認定できます。
つまり、科学的に証明する必要はないということです。
そりゃあそうでしょう。こういう判例がなければ、証明できないことは何をやってもいいということになります。
また、こうしなければ、裁判などできません。
DNA鑑定の結果、凶器のナイフについていたDNAと被疑者のDNAが一致したとします。「後で擦り付けた」「偽造した」という反論が出れば、証拠などなくなります。
※ もっとも、紅林のように、証拠を偽造する輩がいます。捜査の全プロセスの可視化は、絶対に必要です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%85%E6%9E%97%E9%BA%BB%E9%9B%84
だから、「可能性はある、しかし、科学的に立証できない」などといういい方は許されません。
それから、今の時点で記者会見するのは、異様なことです。
数日で結果がわかるような単純なことなら、こういう事件はそもそも起きないか、あるいは可能性も含めて即座に否定できるはず。
数日ではわかりっこないのだから、
可能性がウンチャラなどという寝言も含めて、黙っていろ。
ジャンルによらず、技術系の人は、文系のスキルが不足していると思います。
大切なのは、判例。
危機管理などと称する、世間から同情を買うための浅ましい「技術」?ではありません。
■地面のひび割れ報告も 工事原因で陥没「可能性はある」
(朝日新聞デジタル - 10月19日 21:45)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6274587
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