今回も今月初めに訪れていた「静円寺」(じょうえんじ)を紹介しよう。
ここは瀬戸内市邑久町の南西に位置し低い丘陵地帯にある古刹(こさつ)です。
奈良時代に僧・行基によって創建され、のち報恩大師により備前四十八ヶ寺の一つに加えられる。
しかし、かつては三十余坊を数える大寺であったと言われるが、現在は3軒の子院が残されている。
・左画像
「山門」
山門構造は八脚門。
・中画像
「本堂」の右側に「祖師堂」と袴腰の「鐘楼」が建つ。
さて、現在の静円寺は無住で、寂れた雰囲気のお寺だ。
しかし、境内は広々としており、訪れた頃はまだ桜が咲いていた。
ちなみに、ここは「夢二郷土美術館分館」(生家)の南1km余の丘の上にあり、
かつては少年期に夢二が境内で遊んでいたと言う。
・右画像
「本堂」
建物は、桁行・梁間各五間(11.68m)、単層、入母屋造、本瓦葺。
妻飾は二重虹梁大瓶束式(にじゅうこうりょうたいへいづかしき)に、蟇股(かえるまた)を付した豪華で優美なもの。
本堂の棟札に「天正七年(1579)11月3日上棟」とあり、桃山時代に再建。
元々は西側山上にあり、江戸時代中期に現位置に移転されたと言う。
改修されてはいるが、室町時代の特色がよく残っている。
岡山県指定重要文化財
つづく
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