5日ほど日記を休みました。
この間、京都に行って来ました。
目的は、京都国立博物館で開催されている国宝展でした。
ご存知の方も多いと思いますが、
10月3日から11月26日までの間、
4期に分けて200点ほどの国宝が展示されています。
現在の国宝の内、美術工芸品の部門の国宝は885件ですから、
その約4分の1が展示される訳です。
しかし、4期全てに行くのは、宇都宮からでは、財政事情が許しません。
そこで、2期の最終日の10月29日に行き、3期の初日の10月31日に帰れば、
今回の展示の概ね半分を見る事が出来る事に気が付きました。
さらに、この時期、奈良国立博物館では、正倉院展も開かれています。
正倉院展には、2007年11月に行きましたので、10年ぶりになります。
これにも行こうと思った次第です。
当初は、新幹線での往復を考えていましたが、
10年前に行った時は、宇都宮から夜行の高速バスで行った事を思い出し、
費用などを調べてみますと、新幹線の料金の半分近くで行ける事が分かりました。
しかも、行きは早朝に京都に着くし、帰りは夜10時近く出発ですから、
フルに3日間動けます。
かなり疲れるとは思いましたが、
2日間早めにホテルに入って休めば何とかなるかとの思いもありましたし、
今、行ってみないとこれから先は新幹線だけになってしまうだろうとの思いもあり、
往復バスで行く事にしました。
幸い、京都駅の近くで、60歳以上ならば5400円のホテルがあり、予約も取れました。
以上のような次第で、出発したのは28日の土曜日でした。
この日は、台風22号の進路が定まらず、行くのを止めようかとも思ったのですが、
上記のような事情で、日程を動かす訳にもいきません。
台風の上陸はなさそうでしたし、30日以降は晴れそうなので、思い切って出発しました。
夜行バスは満席に近い感じでした。
やはり若い人が多いような印象ではありましたが、僕よりも年上のような人もいました。
宇都宮を出て、鹿沼インター、栃木駅、埼玉県の久喜駅に停まります。
午前6時に京都駅に着きました。
その時は雨が降っていないのに驚きました。
どこかで、ゆっくり朝食を食べようと思っていたのですが、
まだ開いている店もほとんどなく、
仕方ないので、24時間営業のなか卯で朝定食を食べました。
その後、京都駅のトイレで顔を洗い、少し駅で休憩してから、
京都国立博物館まで歩いて行きました。
開館が午前9時半なので、1時間半前に行けば良いかと思っていましたが、
8時に着いた時には、長蛇の列が出来ていました。
それでも、早い方である事は間違いありませんでしたが^^
開館してから、丹念に見て歩きました。
一番の人気があったのは、やはり京都の龍光院蔵の曜変天目茶碗でした。
現在残っている3つの曜変天目の1つで、滅多に展示されるものではありません。
近くで見るためには、更に並ばなくてはなりませんでしたが、
並んでいる人の1人が、次に展示されるのは20年後くらいではないかと言っていました。
その曜変天目、思っていた以上に小振りな茶碗でした。
ライトを当てた所は、真珠のような神秘的な輝きがありました。
その文様も規則性がなく、正に窯の中の突然変異で生まれたのが分かる感じでした。
仏画では、以前から見たかった山越阿弥陀図や神護寺の赤釈迦、
また餓鬼草子や病草子、信貴山縁起絵巻なども見られました。
更に、雪舟の天橋立図なども初めて見る事が出来ました。
書では、最澄と空海の書がそれぞれ展示されていて、
二人の性格の違いなども感じました。
仏像では、大阪の金剛寺の不動明王座像の迫力に感動しました。
また考古資料では、
土偶の縄文のビーナス、縄文の女神、仮面の女神の3体が出ていました。
縄文の女神は3年ほど前に、山形県立博物館に見に行きましたが、
土偶ばかりでなく、他の展示品もわざわざ見に行きたくなるものばかりです。
しかし、行けば必ずしも見られる訳でもないので、この機会に見られて良かったです。
とにかく、展示された多くの国宝に圧倒されて、博物館を出ました。
そうしたら、雨が強くなっていました。
本当は、京都国立博物館の後、宇治の平等院などに行ってから奈良に行くつもりでした。
しかし、歩くのも難渋するような雨だったので、
取りあえず奈良に行く事にしました。
奈良で昼食を食べましたが、雨は依然強く、更に風も強くて、
傘が何度かキノコになりました。
それでも奈良国立博物館まで行って正倉院展を見て来ました。
天気が悪かった事もあり、待たずに入る事が出来ました。
緑色のガラスの器、
ミツバチの巣から作った蠟、サイの角の盃など想像を超える展示物がありました。
また緑綾帳とする布は、手前の部分は模様が分からないのに、
離れた向こう側では光線の加減なのか、二重の輪の中に龍がいる模様が分かりました。
反対側にいた女性と、こちらからはそちらの模様が分かりますよと教えてあげました。
また、奈良時代の葛飾に刀良(とら)と言う男性が住んでいて、
柴又の寅さんの先祖かと話題になった、下総国葛飾郡大嶋郷戸籍も見られて、
しっかりと刀良の名前を確認して来ました^^
正倉院展の後、やはり奈良国立博物館で開かれていた仏像展も見て来ました。
新たに国宝に指定された
大阪の金剛寺の降三世明王座像の迫力に圧倒されてしまいました。
国宝展の不動明王像と同じ作者なのかも知れません。
素晴らしい像でした。
奈良国立博物館を出たら雨が上がっていました。
暗くなったので、近鉄の特急で京都に戻りホテルに入って、1日が終わりました。
長くなりましたので、翌日分などは後日書きます。
写真を撮って来ました。
これから書く場所ばかりですが、宜しければご覧下さい。
http://photozou.jp/photo/album/2882708
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