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2017年10月25日22:29

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岡山探訪 第281回 笠岡の遍照寺多宝塔

笠岡の市街地に岡山県下で一番古い多宝塔が保存されているので紹介しよう。
ここは、かつて遍照寺(高野山真言宗)の敷地内だったが、なぜか多宝塔だけがポツンと残されている。
どうやら駅前土地区画整理事業によって本堂は南の埋め立て地へ移転され、現在は多宝塔だけが残り、周囲は「いちょう公園」として整備されている。

・左画像
「遍照寺多宝塔」
江戸時代の笠岡は幕府の直轄地で備中代官・小堀氏が「遍照寺」を支援し、慶長11年(1606年)に建立。
木造、方三間の本瓦葺で国重要文化財に指定されている。

・中画像
多宝塔の大きな特徴として亀腹(ドーム状の屋根)は白い漆喰が一般的であるが、この多宝塔は本瓦葺なのが変わっている。
かつては漆喰で固めてあったものを、明治時代の修理の際、改変されたようだ。

・右画像
「しだれ(枝垂れ)イチョウ」
隣にそびえるイチョウの木は・・
樹高約25m、推定樹齢400年の巨木。
多宝塔と並んでそびえ立つこの大きなイチョウの木は、多宝塔建立の際に植えられたと言われる。
笠岡市指定天然記念物になる。

さて、周囲はマンションや民家に囲まれ、多宝塔とイチョウの木が共に独特な景観を形成している。
それは静寂な中で現代と過去が重なり合った異空間のように感じる。
古い建物を眺めるとなぜか落ち着きますね。
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