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2017年02月04日23:54

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小菅優ピアノリサイタル

今日は1年2ヶ月ぶりに滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールの大ホールへ赴き、スタンウェイの
音色に耳を傾けた。
前回訪れたのは立響の定期演奏会であるが、今日はピアノ独奏で最大1,848名収容のホールの
大きさを前回よりも強く感じた。

前半の曲目は、この2曲。

作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ピアノソナタ第14番「月光」嬰ハ短調Op.27-2
ピアノソナタ第21番「ワルトシュタイン」ハ長調Op.53

前半はベートーヴェンのピアノソナタが2曲並んだ。
この2曲が目的であろうと言われれば、その通りと言う他はない。
「月光」は何枚もCDを持っている曲であり、小菅さんのCDもある。では何故と言われれば
CDと生演奏は違うのだ、と言うしかない。
ピアニッシモで始まる。静かで繊細な音。こういう表現が小菅さんは、うまいのだと思う。
第2楽章は聴き比べた感覚では最も良い演奏をしていると思う。
終楽章は一転してPresto agitato。第1楽章と同じ和音なのに一気呵成。そこにスフォルツァンド
が入って、ダーンという感。平坦ではなくて凸凹した道を新幹線の速さで行く感覚。それはWRC
のようなスリリングだ、と言えば言うのは易いが弾く方にとっては難曲と言うしかない。
聴いた感覚では、ゆえに小菅さんの歯車が狂っていた。
「ワルトシュタイン」は中村紘子さんら愛好家の多い作品であるが、きちんと聴いた事がなくて
手元にもCDがなかったので同じ調の3番を聴いて会場入りした。ハ長調は音楽教室では
最初に習う調。何故なら鍵盤楽器では白鍵だけで弾けるから。ゆえに平明になりやすい。
ベートーヴェンはハ長調が好きであったのに平明になるのを嫌ってもったいぶっている。
このパターンは交響曲第1番でもやっている。そして唐突に終わる。このパターンも「悲愴」や
「皇帝」やベト7と数々の曲でやっている。つまり紛れもなくベートーヴェンの作品である。
「ワルトシュタイン」とはワルトシュタイン伯爵に献呈されたから。

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