軍事研究といえば人殺しのためのものだ!と騒ぐ人が多数だろうが、日本の防衛省が公募しているのはだいぶベクトルが違う。
防衛省防衛装備庁、安全保障技術研究推進制度の公開資料>
http://www.mod.go.jp/atla/funding/h28koubo_bessi2.pdf
内容は
1. 革新的な反射制御技術を用いた光学センサの高感度化に関する基礎技術
2. レーザシステム用光源の高性能化
3. 光波等を用いた化学物質及び生物由来粒子の遠隔検知
4. 機能性多孔質物質を活用した新しい吸着材料
5. 再生エネルギー小型発電に関する基礎技術
6. 赤外線の放射率を低減する素材
7. 高出力電池に関する基礎技術
8. 革新的な技術を用いた電波特性の制御
9. 移動体通信ネットワークの高性能化
10. 音響・可視光以外の手法による広指向性の水中通信
11. 合成開口レーダの分解能向上
12. 画像の持つ特徴量を活用した革新的な対象物体抽出技術
13. 革新的な手法を用いたサイバー攻撃自動対処
14. 遠隔作業を円滑化するための触覚/力覚提示に関する基礎技術
15. 昆虫あるいは小鳥サイズの小型飛行体実現に資する基礎技術
16. 水中移動を高速化する流体抵抗低減
17. 革新的原理に基づく音波の散乱・透過特性の制御技術
18. 高温・高圧環境下で用いられる金属の表面処理
19. 3D造形による軽量で高耐熱性を持つ材料
20. 複合材料を用いた接着構造の非破壊検査
となっている。
中には「できたら凄いけど、現実的・物理的に無理なんじゃね?」というのもある。
なにより驚くのは「どれも防御のための技術」であって「攻撃のための技術」ではないことだ。レーザーの高出力化など、殺人光線だ!と言うのは内容を読んでいないだけ。通信技術である。
かつて古典文学でさえ、思想統制のために使われたし、宗教が紛争の道具に使われているのも事実だし、道路や橋も戦争には必要だし、食糧増産ができなければ戦争は継続できない。
およそどんなものでも「戦争の道具」にできる、というのに「戦争のために使える研究の禁止」ができるとは思えない。
短絡的な発想・固執した思想に陥らないで、じっくり検討していただきたい。
■軍事研究のあり方を再検討 日本学術会議が検討委発足へ
(朝日新聞デジタル - 05月27日 07:54)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4012836
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