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2026年08月21日10:21

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松原照子の「世見」(転載)

本日の世見  2026年8月21日(金曜日)

『日本の警察/魔女』

日本社会に深く根付いているのが、「交番」そして「お巡りさん」です。
明治初期、警察官を「邏卒(らそつ)」と言っていた頃の待機所としておかれていた「屯所(とんしょ)」は、東京警視庁開設後に「交番所」と改められ、邏卒改め「巡査」が常駐、その交番所を拠点に周辺パトロールを行うようになりました。
1878年の新聞には、「巡査巡回が行き届き 盗難は少ない」と記載されていた時代があったのです。

「日本の警察の父」と言われているのが、東京警視庁の創設者・川路利良。彼が部下に訓示した言葉を記録した『警察手眼(けいさつしゅげん)』(明治12年発行)は、警察官のバイブルとされているようです。
どのようなことが書かれているのか、読んでみたいものです。
我が国では毎日事件が起きてはいますが、警察のおかげで安心して過ごせる国だと思います。

人間というのは、様々な思いを心に抱きます。
その思いは、優しさもある一方、中世ヨーロッパにおいては「魔女」まで作り出しました。
魔女を誕生させた要因の一つに、格差や抑圧があり、また『聖書』の教えからはみ出ている人々の排斥にも、魔女狩りが必要とされたのだと、私は思います。
今でも欧米では、「魔女」「魔女狩り」「魔術」などを題材とした書籍や論文が、かなり出ているようです。

魔女と言えば、箒(ほうき)の柄にまたがった黒装束の女性を想像しますが、魔女の原像は、古代の宗教から生まれたものとされています。
一神教のキリスト教に対して、古代ギリシャやローマ神話は多神教です。
神話に登場する神々は性的に奔放すぎるようで、人間と同じような愛憎劇ばかりです。
キリスト教徒は相容れられなかったのでしょう。
キリスト教の異端審問が魔女狩りの始まりだった、こんな思いがいたします。
魔女狩りが盛んだったドイツ各地には、拷問・尋問が行われた負の遺産「魔女の塔」があります。
ゲルンハウゼンにある魔女の塔では、記録が残っているだけでも、拷問にかけられ処刑された人が55人もいたようです。
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