イランは※大統領と信者が言うように「核兵器開発を目指していたか」?
https://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me2/ir/page6_000337.html
これの2を見る限り、イラン最高指導者(当時)は核兵器開発も、製造も、保有も、使用もしない、と約束している。
普通なら、これで十分な証拠、確約といっても問題はないレベルの発言。信じるかどうかは自分で考えたほうがいい。
さて、ウランを濃縮して核爆弾を作ったとして、役に立つだろうか?ウラン235を使う広島型爆弾、プルトニウム239を使う長崎型爆弾とも、製造できる大きさには限界がある。つまり爆弾としての効果にも限界がある。
さらに自国内で爆発させても実験にはなるが、それが他国への脅威となるか、というと疑問がある。敵国に対して使うにはその爆弾(広島型でたしか4トンぐらいあったはず)を運ばなければならない。つまり、大型の戦略爆撃機か、その質量を敵国に打ち込むミサイルが必要だ。戦略爆撃機も航続距離の問題があり、ミサイルも1万キロメートルを飛ばすなら弾頭は大気圏再突入の熱・衝撃に耐えられる必要がある。
ホルムズ海峡を封鎖するために使う?どうやって?という話だ。船舶を通れないようにするなら機雷、小型ミサイル、いわゆるドローンで十分だ。
さらにいうとホルムズ海峡の封鎖はイランにとってせいぜい戦術的なメリットしかない。戦略的に考える脳みそがあれば海峡封鎖は長期的には大きなデメリットになる、ということにすぐ気づく。
現状で言えば、イランは「イスラエルとアメリカのせいでホルムズ海峡が通れなくなっている」と言うほうが有利に立ち回れる。
もともとが、ホルムズ海峡はイランとオマーンの「領海」なので「国際海峡だ〜」といちゃもんつけても、その裏側にあるものに気づいてしまえばアホらしくなるばかりだ。
そして、戦争の話。
「戦争は悲惨だからやってはいけない」というご意見もあるが、私はそんな意見には賛同しない。ひっくり返せば「俺たちが悲惨でなければやってもいい」という腐った考えにもなりかねないからだ。
実際にアメリカ国内にいた人びとは太平洋戦争でも、ベトナム戦争でもイラクでもイランでも、たいへんな目にはあっているが悲惨な目にあったのは・・・ほぼ沖縄やベトナムなど戦場に行かされた軍関係者だけ(例外はあるだろうが)。
私が今考える、戦争をやってはいけない理由は「人命も含むとてつもない量のリソースの無駄遣い」だからだ。太平洋戦争当時の人びとが書いた手記をいくつか読んでみればそれを思い知ることができる。
その無駄遣いを取り戻すには数年では済まない。数十年かかるものもあるし、数世紀に及ぶものまであるかもしれない。
戦争を始めるのは比較的簡単だ。自分が正義だと名乗ればいい。互いにそれがぶつかれば戦争ははじまってしまう。
もうひとつのファクターがある。それは「恐怖」だ。
大日本帝国が力を持てば安全が脅かされる、ナチスドイツが我々より先に原子爆弾を持ったら大変だ、イランが核兵器開発をやっているかもしれない・・・
その恐怖を広め、自分たちが正義だ、やつらが脅威だ、と言い出す。かつての大日本帝国もそれに匹敵することはやらかしているのでイカんともしがたいが。
そんなところに正義もないし、強さもない。
核兵器を持てば安心だ?アホか、使えもしない爆弾を持っても怪我をするだけだ。
布袋劇(人形劇)の登場人物、殤不患の言葉をあげておこう。
「本当に強いヤツってのは復讐を恐れなくていいヤツのことだわな」(記憶に頼ってるのでその通りのセリフだったかどうかは定かでない)
包丁から核兵器まで、人を傷つけるため、他者を押さえつけるために使ってはならない。そんな見掛け倒しの強さなんてあっという間に崩壊する。
日本に、世界に核兵器はいらない。あっても使えないものを後生大事に崇めてもむなしいだけだ。
人類が本当に強くなれることを、願っている。
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