mixiユーザー(id:1471688)

2026年07月11日00:39

79 view

『ガス人間』全八話を鑑賞致しました。

皆様、お今晩は。ネットフリックスにて『ガス人間』全八話を鑑賞致しました。

遅くなりましたが、きちんと感想を書いておきます。
全8話の構成に少し触れているので、その意味ではややネタバレを含むかもしれませんが、できる限り核心には触れないようにいたします。

正直に申しますと、私はこれまで小栗旬という役者があまり得意ではありませんでした。ですが今回は見事に嵌まっておられました。
小栗旬さま演じる岡本賢治は、正義感の強さゆえに暴走してしまう人物なのですが、警視総監(ピエール瀧さま)の甥という後ろ盾が、その危うさに絶妙な説得力を与えています。偶然入った食堂での、店員と横暴な店主とのやり取りにも、それがよく表れていました。

JNTの記者である甲野京子(蒼井優姐さん)の登場も自然で、刑事である岡本との間に何やら訳ありな空気を匂わせるのが実に良いですね。
そしてJNT報道局長役の古舘寛治さまからは、どこか『エルピス』を思わせるものがありました。

『エルピス』といえば忘れられないのが「村井さん」ですが、その村井さんを演じていた岡部たかしさまが、本作では都知事・三浦を演じているのもまた何とも興味深いところであります。

……と、出だしは上々でした。
しかし、第1話の終盤でガス人間が罪のない機動隊員を攻撃した場面には、強い違和感を覚えたのです。少なくともオリジナル版では、無関係の人物が犠牲になるのは一人だけでしたから、この改変にはかなり引っかかりました。

そんな違和感を抱えたまま観続けていたのですが、特に憮然としたのが第4話です。
藤川富士太(林遣都さま)と藤川華歩(広瀬すず姐さん)という動画配信者の兄妹が登場するのですが、このパートがかなり煩わしく感じられまして、正直なところ閉口いたしました。

けれども、やはり我慢は重ねるものですね。
第5話の「ブンコラーメン」以降、これまでの展開が嘘のように、物語はある大きな局面を迎えます。

私はこれまでもたびたび書いてきましたが、自分を突き動かす原動力は「哀しみ」という感情です。
第5話では、その哀しみが一気に満ち、怒りの涙すら伴いながら、これまで散りばめられてきたすべての要素が絡み合っていく。その瞬間、脚本を手がけたリュ・ヨンジェ先生とヨン・サンホ先生の掌の上で、見事に転がされているような感覚を覚えたのです。

オリジナル版とは異なる展開ではありましたが、これはこれで非常に好きでした。
ゆえに、本作は強く推薦させていただきたく存じます。

https://www.youtube.com/watch?v=AQm1-BvcdR4

1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2026年07月>
日 月 火 水 木 金 土
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031