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2026年06月21日18:43

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五聖奏楽図・・・

 18日に、東京のサントリー美術館で開かれている
 「河鍋暁斎の世界」を観に行った事は書きました。
 この美術展は、イギリスのゴールドマンと言う人のコレクションが元になっています。
 2019年3月27日に、やはりサントリー美術館での
 「河鍋暁斎 その手に描けぬものなし」を観に行きましたが、
 それもゴールドマンコレクションが元になっています。
 今回、暁斎の「五聖奏楽図」が出ていましたが、
 やはり、2019年にも観た覚えがあり、日記にも書いてありました。

 「五聖奏楽図」は、十字架に磔になっているキリストが手には何故か鈴と扇を持ち、
 その下では、神武天皇が歌い、釈迦が三味線、老子が笛、孔子が鼓を奏している
 意味が分からないのですが、神も仏もないような絵です。
 暁斎本人は、熱心な仏教徒でしたが。

 その隣に、「異代同戯図」と言う作品がありました。
 この「異代同戯図」が狩野派に伝わる戯画の流れとの事だったのに興味を感じました。
 ネットで分かる範囲で調べてみたら、
 異代同戯図巻を福岡市立美術館が収蔵していて、
 江戸時代中期に描かれているものですが、
 中に、「スナイパー観音」としてSNSで話題になった、
 火縄銃をかまえる観音菩薩もあるとの事でした。

 この異代同戯図巻、狩野昌運(1637年〜1702年)が描いていますが、
 狩野昌運は、江戸時代前期に活躍した狩野派(江戸狩野)の絵師で、
 狩野安信の高弟で、安信没後、狩野宗家の番頭的立場となり、
 主家をよく支えたとの事です。
 晩年は筑前藩御用絵師となり、福岡を中心に20点余の作品が残っていて、
 同門に英一蝶がいるとの事です。
 ここまでならば、驚かないのですが、この狩野昌運、宇都宮の出身なのです。
 これに驚いてしまいました。
 宇都宮大町の岩本長右衛門の子として生まれています。
 幾つの時に江戸に行ったのか分かりませんが、小さい内だったのでしょう。

 「五聖奏楽図」は、5人の聖人が音楽を奏でると言う発想が凄いと思ったのですが、
 もしかすると、暁斎のオリジナルの発想ではなく、
 異代同戯図巻辺りが発想の元で、しかもこの図巻の作者が宇都宮出身となると、
 俄然興味が湧いて来ました。
 後で、調べてみたいと思いました。


【今日の一句】
 片付ける 悪人どもを 軽々と


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