「カリガリ博士」Das Cabinet des Doktor Caligari。1920・独デクラフィルム・白黒35mm無声(DCP音声付)。監:ローベルト・ヴィーネ。脚:ハンス・ヤノヴィッツ、カール・マイヤー。撮:ウィリー・ハマイスター。。新宿東口映画祭2026:新宿武蔵野館。
美:ヘルマン・ヴァルム、ヴァルター・ライマン、ヴァルター・レーリッヒ。音:ジュゼッペ・ベッチェ。出:ヴェルナー・クラウス、コンラート・ファイト、フリードリッヒ・フェーエル、リル・ダゴファー、ハインツ・フォン・トワルドウスキー、ルドルフ・レッティンゲル。弁士:福地悟朗、徳川夢声。
ドイツ表現主義の初期作品で前衛的な試みが脚本、映像演出、セットや大小道具、衣装、メイク、演技まであらゆる部分に為されてます。お話は後のホラー作品、映像表現はフィルム・ノワールを生み出し、最近に至っても本作をオマージュとして採り入れている例が映画以外でも多々あるパイオニアです。
新宿東口映画祭の無声映画上映といえば連動企画【カツベン映画祭】がありますが、本作はDCPサウウンドトラックに予め活弁の音声と伴奏を入れたもの(劇場の生録音で場内観客の反応も音声として記録されている)。伴奏はオリジナルのベッチェ作曲のものかは分かりません。俳優としても活躍した
05 徳川夢声は武蔵野館専属主任活弁士としても有名で録音が何本か残されており、アドリブを交えた独特の喋りですぐに分かります。本作では「気狂い」「発狂」って言い過ぎ(笑)。なおネット上などで美術は芸術家アルフレート・クビーンが担当したとされてますが、実際は打診されて断っており誤った情報です。
上映後、新宿武蔵野館『武蔵野興業』社長の河野義勝氏(中国伝統武術家)から「武蔵野館開館から106年、本作は開館翌年に活弁徳川夢声によって上映され、音声は当時の館内での録音です」と挨拶がありました。
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