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2026年04月23日21:52

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「ゴーレム」「宇宙戦争 次の世紀」「オビ・オバ 文明の終わり」「ガガ 英雄たちに栄光あれ」ポーランド暗黒SF『文明の終焉4部作』特集:渋谷シアターイメージフォーラム

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冷戦末期の波ディストピアSFで、全体主義風刺の内容から当然のように上映禁止に成ったピョトル・シュルキン監督による幻の映画群。
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「ゴーレム」Golem。1980・波フィルムポルスキ・35�丱茵璽蹈團▲鵐咼好拭4董Д團腑肇襦Ε轡絅襯�ン。脚:タデウシュ・ソボレフスキ。撮:ジグムント・サモシウク。音:ジグムント・コニエチュニー、ユゼフ・スクシェク。出:マレック・ヴァルチェフスキ、クリスティナ・ヤンダ、ヨアンナ・ゾウコフスカ、アンナ・ヤラチュヴナ。
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ジャンルとしては『人造人間』もの。クローン技術を通して全体主義を風刺批判している印象です。西側で'70年代に流行ったディストピアSFを他作品含めて10年遅れで東側のポーランドが追っているという流れが興味深く、本作はユダヤ系のシュルキン監督が民間伝承やメイリンクの小説と織り交ぜた切り口が独特です。
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「宇宙戦争 次の世紀」Wojna światów – następne stulecie。1981・波ペルスペクティヴァ・35�丱茵璽蹈團▲鵐咼好拭4撞咫Д團腑肇襦Ε轡絅襯�ン。撮:ジグムント・サモシウク。編:エルジュビエタ・クルコフスカ。音:イェジ・マクシミウク、ユゼフ・スクシェク。
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出:ローマン・ヴィルヘルミ、クリスティナ・ヤンダ、マリウス・ドゥモチョウスキ、イェジ・ストゥール、ヤヌシュ・ゴジョシュ、ボジェナ・ディキエル、ズビグニェフ・ブチコフスキ、ヴィトルト・ピルコシュ、スタニスワフ・ティム。。タイトルはHGウエルズの小説と同じですが囮偽装でありテーマはやはり全体主義批判です。
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内容はシリアスなディストピアものですが、全体的な雰囲気が英TV番組「空飛ぶモンティパイソン(1969〜74)」や「謎の円盤UFO(1970)」の作風に酷似しており、やはり西側から10年遅れのセンスに起因する偶然なのか、影響を受けたものなのか気に成ります。官憲は二次大戦の米独車両を使用。
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火星人のロケット着陸シーンは米『アトラス・アジェナ』の打ち上げ映像を逆回ししたもの。劇中の文字も全て英語。テレビ局の機材など当時の東側の様子の記録として貴重。演出ではフェイク映像を使った情報発信で世論操作を行うなど現代にも通じる問題提議にも注目。
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「オビ・オバ 文明の終わり」O-Bi, O-Ba. Koniec cywilizacji。1984・波フィルムポルスキ・35�丱茵璽蹈團▲鵐咼好拭4撞咫Д團腑肇襦Ε轡絅襯�ン。撮:ヴィトルド・ソボチンスキ。編:エルジュビエタ・クルコフスカ。音:イェジ・サタノフスキ。
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出:イェジ・ストゥール、クリスティナ・ヤンダ、カリーナ・イエドルシック、マリウシュ・ドモホフスキ、マレック・ヴァルチェフスキ、ヤン・ノヴィツキ、ヘンリク・ビスタ、レオン・ニエムチク、クシシュトフ・マイチジャク、スタニスワフ・イガル、リウシュ・ブノワ、ヴウォジミェシュ・ムシアウ。
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『核シェルター』ものと『箱舟』ものを合体させたジャンル作品で、当時最新学説のカール・セーガン博士による『核の冬』の世界をベースにしています。とはいえドラマ的には西側では既に陳腐化していた内容で、残念ながら作品そのものに注目すべき点は無いように思えます。
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一方で洪メーサーロシュ・マールタ監督作品の常連俳優ヤン・ノヴィツキが技師役で出演しており脳内で思わず「をを〜!」と反応いてしまう。ロケは造船所跡と推定。飛行機は中央真下しか映りませんが、主脚とエンジン下部の様子から退役したツポレフ『Ту-16』爆撃機だと思われます。
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主役の上司の制服が『自由ポーランド軍』のもので、作品の世界設定では二次大戦後ポーランドはソ連により共産化せず、ロンドンへ亡命していた自由波政府が帰国し政権復帰、その後の未来なのか(なので何等かの原因で第三次世界大戦の核戦争が勃発した)と勘繰りますが、それを示す資料は見当たらず。
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「ガガ 英雄たちに栄光あれ」Ga, Ga. Chwała bohaterom。1985・波ペルスペクティヴァ・35�丱茵璽蹈團▲鵐咼好拭4撞咫Д團腑肇襦Ε轡絅襯�ン。原:ミロスワフPヤブウォンスキ『Kryptonim Psima』。撮:エドヴァルド・クウォシンスキ。音:ズビグニェフ・グルヌイ。
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出:ダニエル・オルブリフスキー、イェジ・ストゥール、カタジーナ・フィグラ、マリウシュ・ブノワ、ヘンリク・ビスタ、レオン・ニエムチク、ヤン・ノヴィツキ、ヴウォジミェシュ・ムシアウ、ボジェナ・ディキエル、マリア・チュネリス、イェジ・トレラ、クシシュトフ・マイフジャク、スタニスワフ・ガヴリク、ガブリエラ・コウナッカ。
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本作完成直前にゴルバチョフがソビエト連邦書記長に就任というタイミング。それに合わせた訳では無いでしょうけど、本作が風刺するのは共産主義ではなく快楽的米国文化です。舞台はオーストラリア植民星なので「マッドマックス(1979)」シリーズへのオマージュもあるかも知れません。
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全体の雰囲気はやはり英テレビドラマ「宇宙船レッドドワーフ号(1988〜99)」によく似てますが、本作の方が先なので監督の感性が英国文化的なのかも知れません。本作でも劇中の文字は英語、というか退廃的米国下町の再現。ゲームコーナーにあるTV版バックロジャース「25世紀の宇宙戦士キャプテン・ロジャース(1979〜81)」
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のピンボールに目が釘付け。一方主人公の高級車はソ連党幹部専用リムジン『ЗиЛ-114』で勿論風刺な訳ですが、どうやって調達したのか気に成って夜も眠れません。主人公の銃はカラシュニコフ突撃銃を切り詰め小型化しドラムマガジンを装着した物で、単発発砲しかしないのでステージガンだと思われます。
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第二のヒーローは二次大戦の短機関銃『ПпС-43』を使用、快調に連射しています。料金サービスデイが祭日と重なり一気鑑賞したのですが、毎回ほぼ満席で'70年代西側暗黒SFを知らない世代がどう感じたか気に成ります。一方オヤジ達は爆睡しており、割引料金で一日居座り年間鑑賞本数自慢競争のノルマを稼ぐ目的なのでしょう。
https://unpfilm.com/poland/
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