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2026年04月01日23:13

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「その後の蜂の巣の子供たち」「大佛さまと子供たち」「奈良には古き仏たち」生き続ける清水宏:シネマヴェーラ渋谷��

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「その後の蜂の巣の子供たち」1951・蜂の巣映画部・白黒35�弌�BD)。監脚:清水宏。撮:古山三郎。音:伊藤宣二。出:岩本豊、久保田晋一郎、三原弘之、千葉義勝、中村貞雄、川西清、硲由夫、平良喜代志、若林令子、麦田シゲ子、大庭勝、原田三夫、宗秋月、谷紀男、馬場信衛、御庄正一、
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船山源之助、田島エイ子、日守節子、大辻名名。前作に続いて出演者は皆一般人。日守節子は清水作品のクセ強キャラに欠かせない日守新一の娘。大辻名名は大物活弁士大辻司郎の娘で俳優の大辻伺郎の妹。熱海市長宗秋月は本人役。そして何より現在創刊百年を超えた雑誌「子供の科學」の初代編集長原田三夫も本人役で出演。
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原田先生が子供達に風速について教えるシーンではセルアニメーションに切り替わり、これ自体が教育映画の演出に成ってます。前作の京都青蓮院での暮らしの後、1949年に清水監督が取得した熱海南部の下多賀町中野の農場(現ホテル松風苑)に建てた共同生活施設が舞台に成ってて当時の航空写真でも確認出来ます。
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設定は前作の続編というより「蜂の巣の子供たち」の出演者のその後のドキュメンタリーという体裁を採ってます(勿論、実際は台本のあるフィクション)。なので前作劇中で死んで全国の感動の涙を誘った子供も当然出演。この下りの台詞も実に爆笑もの。農場を次々と訪問して来ては協力を申し出る『善意に満ちた人達』
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からは、前作公開後に監督の下にやって来る『自己満足と社会福祉の区別が出来ない押し付けがましい人達』に如何にウンザリしていたかが窺われます。他のロケ地は熱海駅周辺、上野の西郷さん、浅草、銀座、新宿駅前、さらに関西ロケは大阪駅前、心斎橋、道頓堀、廃墟は大阪造兵廠跡地だと思います。
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例によってネット上では、前作本作をちゃんと観ておらずトンチンカンな『解説』を行っている自称映画専門家が居て閉口しますね。それを読んだ人達も何の疑いも持たず鵜呑みにしてるのは、そこからさらにコピペ投稿している内容を見れば明らか(つまりコピペ投稿者も作品を見ていない)。
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「大佛さまと子供たち」1952・蜂の巣映画部・白黒35�弌4撞咫Ю郷綛─�撮:古山三郎。音:伊藤宣二。出:岩本豊、硲由夫、宮内義治、久保田晋一郎、川西清、中村貞雄、日守由禧子、歌川マユミ、赤堀綾子、島田友三郎。。『蜂の巣映画』三部作の最終作ですが、続編ではなく新たな設定の独立した内容です。
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同日に上映されたものでこの作品だけほぼ満員。以前NFAJでも上映されてるのに何が起ったのでしょう??。この劇場で度々突如満員が起るのは同ビルにある『映画美学校』で講師が推薦、或いは鑑賞課題対象作だからと思われます。いずれにせよ名作であるのは確かで名実共に仏様のような作品です。
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スポンサーは『奈良交通』『トヨタ自動車』『江崎グリコ』のようで、特に「トヨペットSF型セダン」はモロに後のTVCMのごとく露骨な宣伝、グリコは点数クーポン券を集めて送ると貰える懸賞のベークライト製双眼鏡が登場。予算獲得から止むを得ないと思う一方、現代の視点から見ると貴重な歴史文化記録です。
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というかお話の良さと並列して主人公達の置かれた社会的位置や、画面に映るもの全てが一級の歴史記録です。奈良マニア的には各寺院は勿論の事、暗渠化される前の『率川』とその石橋群、勾配改良開削される前の奈良加茂線(現県道44)、地下化される前の近鉄奈良駅、猿沢池〜三条通り、若草山からの展望など見所満点。
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バス映画の清水作品だけに奈良交通の車両も丹念に描かれハトバス式天窓にも注目。一方で雑草で荒れ果てた景観も南都らしい。翻って現代、今懐に入る金銭以外は興味が無く地域ごと人工物で塗り固めテーマパーク化を推し進める俗物政財界と、その支持をする金の亡者の有権者達が仕切る奈良とは隔世の感があります。
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 「奈良には古き仏たち」1953・蜂の巣映画部・白黒35�弌�16�丱廛螢鵐箸�ら複製)。蜂の巣映画部によるドキュメンタリー。「大佛さまと子供たち」と同時に記録撮影され、実際一部に共通シーンがあり蜂の巣の主人公が映るカットも存在。名義は清水宏に成っているものの実質は関沢新一が中心に編集したそうです。
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