いろいろな話が出ましたが、
印象に残ったのは、香港です。
鮑と冬�擇累屬疂�を食べて話をしましたが、鮑は江戸時代から日本産が最高です。
大型の鮑は何十年先まで、香港の食材店が予約を入れているほどです。
香港が真にインターナショナルなのは、国境を乗り越えて日本まで行って、食材の鮑を育て、育て方や下処理の方法、役所関係などの実務を日本人と協働したことです。
鮑は、大きいものが価値があります。大きいものを育てるには、昆布が必要ですし、海流を見極めなければいけません。他の漁師との調整や奉行所関係など難題が多いですから、人任せにはできません。
また、取れたものを正しい煮方で煮て干し上げないと、価値がありません。
日本史の教科書には、長崎の出島のことが挿絵入りで載っていますが、あの挿絵は様式化された挿絵であり、写実的ではありません。あの狭い空間の中にせいぜい数十人が暮らしているように見えますが、実は最盛期には日に三艘もの大型船が到着しました。
来た中国人は、長崎に押し込められていたわけではありません。日本全国に散らばりました。
一緒に食事をした中国の方は、「鮑は、三陸が素晴らしい」とおっしゃっていました。
たしかに、数が出るのは三陸でしょうし、大船渡などは極めて早くからブランド化しています。指名買いも多かったのでしょう。
ブランド化したのは、産地に住み込み、数十年がかりで仕事をした中国人のおかげです。
そうすると、現地妻を作り子をなしたり帰化したり…ということがあります。日本名をもらいますから、子孫は、日本人ですし、子孫の方は、もしかしたら自分のルーツを知らないかもしれません。
出自にこだわらない。ここが中国人の長所です。何しろ、世界中が中国であり、「中国」は、その真ん中に位置するだけの国ですから。
味付けは、重慶飯店特製XO醤でした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/XO%E9%86%A4
「ブランディは、XOが高級だから」というだけの命名です。
どこかのアフォウヨのように、「スメラミコトイヤサカ」などという、インチキな日本語を捏造し、文化の純粋性を捏造する…などということとは大違いです。
「スメラミコトイヤサカ」なんて言葉はそもそもないですが、あったとしたら、日本人にしか理解できない状態ということになります。
私は日本人ですが、何十代もの間に、江戸期に来日した中国人の鮑職人と日本人女性の間の子どもの血が混じっていないとも限りません。
しかも、漢字を使って生活しています。思考する際に使う言葉は、ひらがなの語彙(大和言葉)よりも漢語が多いですから、中国人のようなものです。
中国人は、外国人と中国文化のつながりについて、日本人が想像するよりも無関心です。
だから、
XO醤だって、世界中の誰もがうまいと思うから、XO醤でも、La Meilleure sauce chinoise でも何でもいいわけです。だからこそ、テキトーな名前になりました。排外主義の反対です。排外主義にそれを正当化する理窟をつけたのが、右翼的心情でしょうが、
右翼的心情というのは、出来事を自分の立ち位置からしか見ていないからこそ立ち現れるものでしょうね。
中国人はピンキリです。マナーがものすごく悪い中華思想に凝り固まったヤツは、キリです。多様です。日本のように、キリが圧倒的に多い国からするとうらやましいです。
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