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2026年01月03日04:43

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【映画】『ひゃくえむ』

生まれつき足が速く、「友達」も「居場所」も手に入れてきたトガシは、とある小学生小宮と出会う…。

この映画、此処までしか自分は紹介したく御座いません。何故かと申しますとこれほどまでに「先の見えない展開」はそうそうザラに無いからでございます。あったとしても年に数本出逢えれば幸運だったということでしょうか。

この原作は未読ですが、あの伝説的なアニメの原作、『チ。―地球の運動について―』をも手掛けた早熟の天才作家魚豊先生の原作とオープニングを観て仰け反り返りました。
1時間47分と言う尺ながらも、5時間越えを果たした伝説の大河浪漫『1900年』をも彷彿とさせる、少年期から壮年期に掛けての幾人かの陸上選手たちの群像劇が実に鮮やかに描かれていることに心底驚愕致しました。
細かくはネタバレになってしまうので言えないのですが、この映画こそまるで先入観抜きでご覧になって欲しいのです。

一応、公式サイトのURLも貼っておきますが、ネットフリックス御加入の方でしたら騙されたと思って御覧になってみて下さい。それこそ個人的名作と位置付けているあの『平家物語』ですら凌ぐような「祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。」と通暁するような無常観が怖いぐらいに出ているのに驚愕致しました。

この映画の存在を知ったのは新宿某所にて御縁を得た某方のレビューなんですが、そのとき劇場に足を運びたいと思いつつも上映回数が減っていっているので劇場鑑賞は諦めたのですが、今回はそれで良かったなぁと思っております。と…申しますのは後半がほんとうにしんどくて、台詞の一つ一つがまるで自分に向かって突き刺さる刃のような勢いでして、余りのキツさに何度となく一時停止をして仕舞った程なんですよね。

あと、最後になりますが、この映画の製作チームは本当に大変だっただろうなぁと思える描写がございまして、主人公を含めた主要登場人物が着ているスポーツ・アパレルブランドが全て実在のものだった事なんです。
会社名だけ申し上げますと、ナイキ、アディダス、ミズノ、アンダーアーマー、プーマ、オークリー、NISHIと全て実在のブランドです。正直申して舌を巻きました。しかもエンドクレジットには、ブランドイメージを崩さない為に日本支社からも何名かのお名前が掲載されていたのには「本当にお疲れさまでした」と御礼を申したくなりました。

https://hyakuemu-anime.com/
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