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2025年10月24日18:33

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絵金・・・

 幕末から明治にかけて、土佐に絵金と言う絵師がいました。
 絵師金蔵を略して絵金なのですが、本当の名前は弘瀬金蔵です。
 16歳で江戸に行き土佐江戸藩邸御用絵師の前村洞和に師事し、
 また幕府御用絵師の狩野洞益に師事したと言われています。
 高知に戻って、20歳にして土佐藩家老の桐間家の御用絵師となりますが、
 贋作事件に関係したとの事から、高知城下所払いになり土佐の各地を転々とします。
 慶応年間より叔母を頼って赤岡町(現・香南市)に定住し、
 「町絵師・金蔵」を名乗り、地元の農民や漁民に頼まれるがままに、
 芝居絵、台提灯絵、絵馬、凧絵などを数多く描いて親しまれていました。
 現在も赤岡では各家が夜に屏風絵を開陳し、蝋燭の燈でそれを眺めるという
 「須留田八幡宮 神祭」、「土佐赤岡絵金祭り」が毎年7月に開催されています。
 絵金の絵を見るためには。高知県まで行かなくてはなりませんでしたが、
 現在、初めて東京の六本木のサントリー美術館で展覧会が開かれています。

 そんな事から、是非行きたいと思い、足の具合も大分良いので、
 昨日、東京に行って来ました。
 展覧会は「狂おしいほど美しい 幕末土佐の天才絵師 絵金」です。
 最初の「浮世柄比翼稲妻 鈴ヶ森」は、
 15秒程度で照明が切り変わり昼間・夕刻・夜を演出していました。
 「第3章 絵金と周辺の絵師たち」は、
 「神祭」と同じように絵を掲げて展示し、写真撮影が出来ました。
 少し撮って来ましたので、余り良い出来ではありませんがご覧下さい。

 絵金は数多くの門弟がいたのですが、
 その中に河田小龍や武智半平太もいたとの事です。
 河田小龍の作品も何点か出ていました。
 絵金の絵は土俗的な感じのする大胆な構図の色彩豊かな絵だと思いました。
 血の色、着物の色など、赤が印象に残る作品が多いように感じました。

 サントリー美術館だけで帰る事もあるかとの思いで、出掛けたのですが、
 足の具合も悪くないし、東京は座る場所も多いので、
 日本橋室町の三井記念美術館に回る事にしました。
 三井記念美術館は重要文化財になっている三井本館を改築したもので、
 展示室やエレベーターなども重々しい感じがしました。
 そこでは、円山応挙の特別展を開催しています。

 応挙の作品は、何点か観た事はありますが、
 これほどの作品をまとめて観たのは初めてでした。
 応挙が三井家の当主の肖像画などを描いていて、三井家の力を感じました。
 応挙の左右反対に描いた眼鏡図や遠近法を学んだ絵などに興味を感じました。
 また、応挙は実物大の虎の皮から、虎の動きを予想しながら描いたとの事で、
 香川県の金刀比羅宮所蔵の「遊虎図屏風」は良かったです。
 同じ金刀比羅宮所蔵の「竹林七賢人図襖」も良かったです。
 三井記念美術館が所蔵している応挙唯一の国宝である「雪松図屏風」とか、
 また伊藤若冲と応挙の競作である「竹鶴図屏風」と「梅鯉図屏風」も、
 お互いの特徴が出ていると思いました。
 応挙と言えば足のない幽霊を創案した「幽霊図」ですが、初めて観ました。

 絵金を観た後でしたが、応挙の絵の洗練された画技を感じました。
 今の美術展は撮影を許可する作品があります。
 今回、「遊虎図屏風」の虎や「雪松図屏風」などの一部を撮って来ました。
 さすがに美術展を2つ観ると疲れます。
 そのまま東京駅に出て帰って来ました。

 昨日の写真をアップしました。
 宜しければご覧下さい。
 https://photozou.jp/photo/album/2882708

【今日の一句】
 新組閣 文春砲が 狙ってる?


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