本日の世見 2025年3月13日(木曜日)
『イリジウム』
「キログラム原器」ってご存知でしたか?
メートル条約に基づき、質量の単位であるキログラムの標準として作られた1kgの分銅のことなのですね。
白金(90%)とイリジウム(10%)の合金だそうです。
直径・高さは39mmの円筒形。
私ね、人間って凄いなぁと思うの。
このキログラム原器を知ってから、こんなことを考え付く人ってどんな人なのだろうかと思ってしまうのです。
4℃の水1000ccの重さが0.999972kgだというのを気付くのですよ。
元々、1kgは4℃の水1000ccの重さと決めていたのが、このキログラム原器で誤差が見付かり、こんな数字が出たのですね。
このキログラム原器に使われたイリジウムって、白金族元素の1つで、白金との合金にすると硬度が増すといいます。
「スミソン・テナントという、好奇心旺盛な人がいてね」と、今誰かの声。
「この人はダイヤモンドが炭素であることを証明し、このイリジウムとオスミウムを発見したのですよ」
このオスミウムも白金元素に属しているようです。
色は青灰色の金属で、タングステンの次に融点が高いとか。
このキログラム原器は、パリの国際度量衡局にあるとか。日本でも経産省計量研究所にも保管されているようです。
今から210年前に54歳で亡くなられたテナントさん。
後十年長く生きておられたら、どんな発見をしたことでしょう。
イリジウムは、6500万年前の地層から微量に見付かったと言います。
直径数キロメートルの隕石によって、宇宙からやって来たのがこのイリジウムと推定されています。
その時の隕石の衝突によってチリが大気上層まで舞い上がり、日光を数ヶ月〜数年間も遮り、地球の気温をマイナス40℃まで下げたとか。
恐竜などを絶滅させたといいますから、イリジウムに私とても興味を持ってしまいました。
だってね、宝石や貴金属になる貴重な元素のひとつがイリジウムなのですものね。
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