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2025年02月03日16:11

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Facebookから転載

Zee Murata

『玄米は生きている、、、』

昨晩、不意に作業部屋の隅の方から「チューチュー」と云う鳴き声が聞こえて来た。
ネズミだ。 
多分、今ではネズミの鳴き声を聞いた事が無い人が殆どだと思うが、ネズミはまるで小鳥のような可愛い声で「チューチュー」鳴く。
そして、体のサイズと云い、手に持った時の体温の温かさもツヤツヤとした毛並も小鳥のメジロとそっくりなのだが、、

俺は立ち上がって、作業部屋の隅に行きしゃがみ込んでスマホのライトを点けて驚いた。
壁際の床に設置しているネズミ捕りシートが半分真っ黒になっていた、、、、
数えたら7匹のネズミが掛かっている、、、
このネズミ捕りシートには、1週間前に2匹目が掛かってから、2日前まで2匹のままだったのだが、、、
なんと、この2日だけで5匹もネズミが掛かるとは、、、

いくら今年の冬は異常にネズミが多いとは云っても2日で5匹は異常過ぎるだろう、、、
俺は何となく嫌な予感がして来た。
早く土間を片付けてネズミの侵入口を塞いでしまわないと、、、
そして、俺は後ろを振り返って玄米10キロ入りの袋を見た、、、
こんなにネズミが多かったら、この袋もヤバいかも知れない、、、、
多分、大丈夫だとは思うが、、、
何しろ、今までネズミに米を食われた事が無い。

母親が生きていた頃にかなりな量の米を床にこぼした事があり、その時俺は『もしかしたらネズミが食うかも知れない』と思って、そのままにして置いた事があったが、米粒は3日経ってもそのまま残っていた。
その後も何回か米を床にこぼした事があったが、1度としてネズミに食われた事は無かった、、、

しかし、1度気になってしまえば、どうしても気になってしまうので、結局すぐその足で10キロ袋の玄米を米櫃に移してしまう事にした。
米袋の上辺を15センチほどハサミで切ってから、持ち上げて米櫃に玄米を注ぎ込む、、、
半分ほど移した後、お尻の方を持ち上げて一気に残りを入れてしまおうとした瞬間、、、バラバラバラバラッと俺の膝の上に玄米がこぼれ落ちて来た。
え? 何だ何だ? 
何が起こったのか訳がわからなかったが、何とか残りの玄米を米櫃に移し終えた、、、

床の上が玄米だらけになっていたが、それでも冷静に観れば、幸いにもこぼれたのは玄米50グラムぐらいで済んだようだった。
米袋を調べて見ると、1センチぐらいの丸い穴と、他に2箇所が1センチ程裂けていた。 袋を裏返すと1センチの穴の反対側には3センチ✕2センチ程の大穴が、、
既に手遅れだった。
これは完全にネズミの仕業に違いない、しかも複数のネズミが一斉に群れで〈押し合い圧し合い〉しながら玄米を食べた痕跡のようだ、、、
そうやったんか、やっぱり、2日で5匹もネズミ捕りに掛かっとったんは、この玄米目当てに押し寄せて来た奴等やったやな、、、。

そうか、やっぱりネズミはお米を食べるんだ、、、
いや、と云うよりは〈白米は食べないが、玄米は夢中になって食べる〉と云う事か、、、
そう云えば、カラスも枝になっている柿やトマトは食うが、地面に落ちた柿もトマトも絶対に食べないよな。
つまり、ネズミにとっては〈玄米は生きている〉が〈白米は、皮や胚芽が取れてしまった死んだ種〉なので、玄米は食べ物だが、白米は食べられないゴミのような廃棄物なのかも知れんなあ、、、
そう考えれば、昔の米蔵にネズミが出没したのも、あれは米蔵に積まれている米が、当然の事ながら玄米だったからネズミが出没したと云う事か。

「ネズミがチュウ、チュウチュウチュウ」
と云う歌も蔵の中の米が白米だったら、歌が出来ていなかった?かも知れない訳だ。
床に散らばった白米には見向きもしなかったネズミが、玄米だと袋を食い破って夢中になって食い漁る、、、
そう云えば、玄米の入った袋の周りに、全く糞が落ちてなかったなあ、、
普段、全く食べ物が無い台所にやって来たネズミは嫌がらせのようにシンクの中とかに糞を残して行くのに、、、
夢中になって玄米を食い漁った後は糞をするのさえ忘れて、帰っていったのだろうか、
そして、普段の用心も忘れてネズミ捕りシートに飛び込んでしまった、、、

ネズミにとって玄米は、炭水化物だけでなく、蛋白質や脂質、ビタミン類に食物繊維を含む完全食の生きた食物であって、白米はそれらの大切な肝心要の栄養素を剥ぎ取られた、食べると病気になってしまうかも知れない危険な代物なのかも知れない。
ネズミは人間の様に、白米のご飯と一緒に他の栄養素をオカズで食べる訳じゃあ無いしな。

ついさっき、何かが動く気配を感じて目を上げると、台所から小さなネズミがこっちに向かって来て、敷居の上に顔だけ出して『オッ、人間がいるぞ』と云う風にこっちを見て、スーッと戻って行った。
それはまるで〈北の国から〉のキタキツネが雪の上に顔だけ出していたのとそっくりな訳で、しかも、俺から2メートルの至近距離で、キタキツネよりも遥かに小さい訳で、
それは、本当に可愛らしい顔をしている。
早く、土間のネズミの通り道、侵入口を塞いでやらないと、ネズミ捕りシートがネズミで1杯になってしまう、、、

画像は玄米のカボチャカレー
カレーにしても玄米はムチャ美味しい
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