私がロシアを恐れるのは「欧米や日本とは違う論理で動く」ということ。
多くの人は「ロシア人・ロシア政府が冷酷で侵略者だ」と思っているのだろうが、ロシアにはロシアの論理がある、と私は考えている。そこがだいぶずれている。
歴史的に見て見ると
文化露寇事件(文化3年、1806年)
江戸幕府がロシア使節レザノフに対してとても失礼な対応をした結果、フヴォストフ海軍大尉が樺太・蝦夷地への侵略・攻撃を行った事件。ただ、もともとロシア皇帝アレクサンドル1世は日本との通商を望んでいたことから侵略した軍人を逮捕させた(後に釈放されているが)。
大津事件(明治24年、1891年)
ロシア皇太子ニコライに日本の巡査が切りかかり、負傷させた事件。なんとロシアは(日本の天皇から謝罪があったこともあり)日本での裁判・処分を認めている。
少し時代はさかのぼるが、生麦事件で英国は薩摩藩と戦争を始めたことや、日米修好通商条約の治外法権などが撤廃されたのが1911年だったことを考えれば当時すでに「北の大国」だったロシアが大日本帝国を(それなりに)対等に考えていたのかもしれない。
だいぶ時代が下るが、1970年代末からのアフガニスタン戦争(当時アメリカは「ソビエトがアフガニスタンに侵攻した!」と大騒ぎした)もゴルバチョフ時代の情報公開で、当時のアフガニスタン政府からソビエトに「派兵してほしい」と要求があり、ソビエトは延々議論をしたのちに派兵を決めたことがわかっている。
アメリカはあっちこっち空爆したりもしたのだが・・・そこで親族を殺された人物が復讐したのが9.11だという話もある。
さて、今回、ロシアの捜査当局が「逮捕されたテロリストへの尋問、押収した装置の捜査、金融取引情報の分析を行った結果、テロリストらとウクライナの民族主義者との関係を示す証拠が得られた」と発表している(ソースはSPUTNIK)。
ウクライナ政府・ウクライナ軍が関与したとは言っていない。
なぜかウクライナ政府が反発し、あれこれでかい声で叫んでいるが・・・
冷静に考えれば、ただでさえ戦争まで関係が悪化している状態で、政府・軍・当局が関与しない連中が相手国にテロ攻撃を行えば「事態はさらに悪化する」ことに気づくはずで・・・まさかそれを望んでいるとも思えないが・・・
ロシアに対し、アメリカが警告していたとして・・・よほど明確でしっかりした証拠を示さなければ、ロシアがアメリカを信用するわけがないだろう(これまでアメリカが「これが証拠だ、と国際社会・相手国に示したものがどれだけある?)。
ロシアを盲目的に信用するわけにはいかないが、アメリカやイギリスをはじめとする欧米も相当なもんだし、感情的になっているとしか思えないゼレンスキー政権のウクライナもだいぶアレである。
感情論などではなく「冷徹でわれわれ日本人が理解しにくい論理」で対峙してくるロシアは「おそるべき相手」である。だからこそ、やられたくないなら関係を悪化させず、うまいこと付き合い続けなければならない。孫子を地で行くぐらいの戦術も必要だろう。
もっとも信用ならんのは欧米のマスコミの劣化コピーしか流さない日本のマスコミなのが一番情けない点ではあるのだが・・・
■モスクワ銃乱射テロ事件で当局「ウクライナとのつながり示す証拠」 ウクライナ情報総局長「ロシア側2月中旬には計画把握」
(TBS NEWS DIG - 03月29日 02:48)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=7805305
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