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2024年03月03日23:18

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福岡市民オーケストラ 創立50周年記念演奏会

・モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』序曲 K.492
・ムソルグスキー(リムスキー=コルサコフ編曲):交響詩「禿山の一夜」
・マーラー:交響曲第9番ニ長調

広上淳一指揮、福岡市民オーケストラ
2024年3月2日(土)、アクロス福岡シンフォニーホール

めったに生で聴く機会のないマーラーの9番。前回もアクロスでしたが、そのときは弾く方で、福岡交響楽団というこの曲の演奏のために臨時編成されたオーケストラに参加し、無理だやめようでももうちょっと的にずるずる本番までいったという記憶があります(ーー;)。そのおかげで今がありますf^^;。

トヨタコミュティコンサートというシリーズの一環でもあるらしく、念のため開場の40分前にアクロスに着いたのですが、その時点ですでに200人くらい?開場待ちの行列が折り返している状態でした。当日券販売もなし。これはトヨタの動員力なのか、なかなか聴けない曲目当てなのか、はたまた広上人気なのか、その全部かも。早めに来たおかげで、2階でオケ全体を見渡せる席に座れました。もちろんホールはほぼ満席となりました。

マーラーの長い曲では、前プロやらないことがほとんどだと思いますが、今回はモーツァルトとムソルグスキーという、三大Bならぬ三大Mで構成されたサービス満点のプログラム。フィガロ序曲が終わった時点で、団長がマイクを握って指揮者の広上淳一をステージに呼び寄せます。なんでも、プログラムに音楽監督としてクレジットされている三枝成彰が自宅で転倒し、医者から安静を言い渡されたため、ここで予定していたスピーチに穴が空き、二人で埋めることになったらしい。三枝成彰に喝(爆)。しかも団長、急な登壇で立っているだけでいっぱいいっぱいらしく、広上の方が聞き手みたいf^^;。お二人とも、お疲れ様。

「禿山の一夜」も案外聴く機会のない曲で、もしかしたらこれが初めてかも。メインに大曲が控えていることもあってか、迫力よりも端正さが目立っていました。だけど、マーラーでわかったのですが、これが福岡市民オケの持ち味だったみたい。北九響のような爆裂はないけど、細かいところが整っています。ただ、2階席だったこともあり、コンバス10人もいた割には低音が届いてこなかった印象があります。1階で聴くべきだったかな。

これには広上の指揮も関係していたのかもしれません。第1楽章は速めのテンポでやや無造作とも感じる始まりでした。楽章を通じてタメたり煽ったりが非常に少なく、チェロのピッツィカートなどには十分気合が感じられますが、フォルムを崩すことがありません。思い入れはアゴーギクではなく音に込めたエネルギーで示す方向かと。現代的な解釈といえるでしょう。第2楽章や第3楽章でも、テンポやリスムをきっちり運んでいて、充実していました。第4楽章のクライマックスでは、弦の一音一音に唸り声を発して鼓舞していましたが、それとてリズムを崩すことはなく、最後までよどみなく進行していきました。満足。

ちなみに、広上の指揮姿って、両手を上げて腰をくねらせる必殺ポーズに吹き出さないようにこらえるのが大変なんですが、前ほど頻繁ではなくなったかも。こっちも少しは慣れてきましたからねf^^;。でも、もみあげからつながるあごひげを生やしていて、怪しさは増しています。こんなこと書いてますが、昔日本フィルを振っていたころから見ていて実力は間違いなく、応援しています。
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