黒柳徹子が自身の子ども時代をつづった世界的ベストセラー「窓ぎわのトットちゃん」をアニメーション映画化。
好奇心旺盛でお話好きな小学1年生のトットちゃんは、落ち着きがないことを理由に学校を退学させられてしまう。東京・自由が丘にあるトモエ学園に通うことになったトットちゃんは、恩師となる小林校長先生と出会い、子どもの自主性を大切にする自由でユニークな校風のもとでのびのびと成長していく。
主人公トットちゃん役で子役の大野りりあな、トモエ学園の校長・小林先生役で役所広司、バイオリン奏者であるトットちゃんのパパ役で小栗旬、ママ役で杏、担任の大石先生役で滝沢カレンが声の出演。「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」シリーズなどの国民的アニメを世に送り出してきたシンエイ動画がアニメーション制作を手がけ、「映画ドラえもん」シリーズの八鍬新之介が監督を務める。(映画comより)
<2024年1月21日 劇場鑑賞>
あんまり興味も湧かなかったのですが、評判が良いので鑑賞してみることに。噂通りでしたね。優しいお話、目にソフトな絵、とても見やすくてよくできた映画でした。関係ないけど、個人的に黒柳さんがこんなに裕福なおうちの子って、知らなかったです(今頃すみません)。
トットちゃんは、小さい頃は落ち着きがなく、学校では机をバタバタ言わせてばかり。他の生徒もいるのですから、先生は迷惑だったでしょうね。少し毛色が違うトットちゃん、いまなら絶対病名(?)がついて、なにがしのアドバイスを受けることになるでしょう。でも、戦時中のこんな時でも、トットちゃんを受け入れてくれる学校は存在したのです。校長先生を演じるのは役所広司さん。ハマり役でした。
また、トットちゃんのご両親もとても優しく理解のある人でした。恵まれていたと思います。大方の人が貧乏であえぐ時代に裕福な上、型にはまった教育や伝統・嫁入り先などを強いる両親でなくて。トットちゃんは本当に幸せな星の下に生またのですね。
素直で何事に対しても果敢に挑戦するトットちゃんは、周りをも変えてゆきます。でも、賢いので、自分の力でできることはなんでもやってしまいます。鍵を落としたとかで、肥溜めの中身をぶちまけているシーンには驚きました。でも、校長先生は「ちゃんと元に戻しておくんだぞ」と言っただけでどこかへ行ってしまいます。叱らない代わりに助けてもくれないわけです。でも、トットちゃんは自分でちゃ〜んと後片付けしました。小さいのに偉いですね。
しかし、戦争が激しくなってくると、お父さんが職を失ったり(バイオリニストだった)、疎開しなきゃいけなかったり、学校が閉校したり(そして爆撃に遭って燃えてしまったり)。人生は望まない方向に展開してしまいます。でも、こんな時こそ一致団結、希望を持つことが肝要です。校長先生は学校の再建を誓い、みんなだって思いは一緒です。
映画はここで終わります。学校はその後、本当に再建されたのでしょうか。黒柳さんが元気で長生きされることは、みんな知っているけれど、他のみんなはどうだったのでしょうか。戦争って本当にいけませんね。みんな不幸になるだけなのに。月並みだけれど、そんなことも考えました。いい映画でした。
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