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2023年10月24日05:13

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学びと遊び

愛知県は今年度から、名古屋市を除く県内全53市町村が「ラーケーションの日」を導入しました。ラーケーションとは、子供の学び(ラーニング)と、保護者の休み(バケーション)を組み合わせた、平日だからこそできる学校外での自主学習活動です。

愛知県は「休み方改革」というプロジェクトが進められており、ラーケーションはそこから生まれた制度のひとつです。「休み方改革」は、県民全体のワーク・ライフ・バランスの充実と生産性向上による地域経済の活性化の実現を目指すため、愛知県が経済界・労働界・教育界とともに推進している運動です。

「ラーケーションの日」を作った理由については、以下のように説明されています。県全体のワーク・ライフ・バランスの充実と生産性向上による地域の活性化を目指しており、その一環として「ラーケーションの日」が生まれました。

また、県内では、土曜日に働いている方が約45%、日曜日に働いている方が約30%おられ、休みの日に子供と一緒に過ごすことが難しい家庭が少なくありません。そうした家庭でも、平日の保護者が休みの日に、子供と一緒に学び、活動することができる日として、「ラーケーションの日」を作りました。

製造業やサービス業が盛んな愛知県では、土日出勤平日休みの保護者も少なくありません。通常、土日が労働日である保護者に合わせて平日に子供を休ませると欠席扱いになってしまいます。しかし、この制度を利用すれば「出席停止・忌引等」扱いになり、子供にとって不利益にならないのです。

子供の主体的な学び・体験的な学びを応援するという目的とともに、保護者が平日に家族と過ごす時間を確保することも、ラーケーション導入の目的です。また、「県民の日学校ホリデー」も今年度から実施されます。

「県民の日学校ホリデー」の実施日は一部を除いて11月24日(金曜日)、5つの市のみ
11月27日(月曜日)に実施されます。「県民の日学校ホリデー」も「ラーケーションの日」と同様に「休み方改革」プロジェクトの中から実施される新しい制度のひとつです。

前述の2つとも「家族と過ごし、楽しみながら学ぶ」という新しい制度ではあるのですが、「遊びながら学ぶ」という視点でいえば、国際条約である「子どもの権利条約」(1989年採択、日本は1994年から批准)にも繋がるように思います。

「子どもの権利条約」第31条
締約国は、休息及び余暇についての児童の権利並びに児童がその年齢に適した遊び及びレクリエーションの活動を行い並びに文化的な生活及び芸術に自由に参加する権利を認める。

締約国は、児童が文化的及び芸術的な生活に十分に参加する権利を尊重しかつ促進するものとし、文化的及び芸術的な活動並びにレクリエーション及び余暇の活動のための適当かつ平等な機会の提供を奨励する。

ラーケーションをただ「休みの日が増えた」と思っている人がいるかもしれません。玩具会社のボーネルンドは、ホームページ上で「あそび」と「娯楽」との違いに言及しています。「あそび」とは「子ども自身のやってみたいという動機から自発的に始まるリアルな体験」とし、その結果、「あそび」が人を育んでいく、としています。
新しい制度をうまく活用して、子供たちがいろいろな体験をできると良いと思います。

石原莞爾平和思想研究会 (ishiwara-kanji.com)

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