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2023年09月06日08:11

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青葉にやさしくした医師、看護師。講義で使いました 特選

京アニ事件 起訴内容を認める
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=7550440

「コミュニケーション入門」です。
ザっと次のように講義しました。

青葉は、日本最凶の殺人者であり、下着泥棒の前科を持っている。
近畿大学の女性看護師にやさしくされて、
「今までの生涯で、こんなにやさしくされたことはなかった」と語ったそうだ。

近大の女性看護師は、青葉のことを個人的に好きだったのか? そんなことはないだろう。
では、何が青葉にやさしくしたのか?
役割的な自己である。
その役割的な自己は、ウェイン=ブースがimplied authorとよび、「内包された作者」や「信頼できない作者」と訳されているものである。別の人格が立ち上がってきたものである。
たとえば、江戸川乱歩の傑作『孤島の鬼』の語り手は、優男の美少年であり、大乱歩と称された江戸川乱歩自身とは全くかけ離れた存在である。乱歩に内包された別の人格であり、現実の乱歩を裏切る存在である。
このサイトが理論的問題をわかりやすく述べています。
https://www.manabi.pref.aichi.jp/contents/10018257/0/kouza/section7.htm

青葉ですら優しくされる。
これが社会にどれほどの安心感を与えるものであろうか。

また、社会は、ブラックボックスであり、波及効果を完全に把握できない。
コミュニケーションや行為とは、その認識と謹みの上に行われるべきである。命を救うべきだは、定言命令だが、人殺しの青葉は生きる価値がないとは、仮説的命令。我々が謙虚にならなければならないとは、とりもなおさず、仮説的命令をなるべき行なわないということ。どのような、波及効果があるかわからないからだ。

「なんで、死刑に決まっている悪人の命が救われるのか」
抗議の電話が殺到したそうだが、上田医師が努力して青葉を救命した、その時の知見は、
青葉同様に90%以上のやけどを負った別人が運び込まれ、その時に生かされ、その方の救命ができたという。

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