私にわかっている限り(覚えてる限り)のウクライナ情勢を列挙してみよう。
ただし、ロシア経由の情報が多いので正確かどうかはわからない。なにしろ、ウクライナ国内の直接の公的な情報は多少探してもほとんど出てこないのだ。
1991年のソビエト崩壊から2000年ぐらいまで、ロシアからヨーロッパ向けの天然ガスパイプラインからの抜き取り、料金未払いがウクライナでかなりあったらしい。
ロシアはウクライナとかなり粘り強い交渉を行っている(価格の値引き等も提案していた)。
が、結局ウクライナが支払えなかったため、クリミア半島セヴァストーポリ港(黒海)をロシアに貸与(もちろん期限付き)する、という契約が結ばれた。
そのころからかどうかは知らないが、クリミアでは上水道・ガス・電気などが不安定でよく止まっていたらしい。というのも地図を見ればわかるとおりクリミアがウクライナとつながっているのは幅数Kmの地峡だけだ。ライフラインがウクライナから供給される場合、ここを通るしかない。
もうひとつ、クリミアはソビエト時代から「自治共和国」だった。独立国家ではないにせよ、独自の議会もある地域だ。その「自治共和国」の大きな港がロシアに貸与される、となったらクリミアの人びとはどう思うだろうか?(私が知る限りで、だが、クリミア議会に対してウクライナ政府が貸与について相談していない)。
ロシア・ウクライナ双方に対していい感情は抱かなかったことだろう。
が、ロシアは軍港の維持のためもあって巨大な橋をロシア側からクリミア半島へかけてみせた。道路だけでなく、電気・ガス・石油・水道などのライフラインも通っているらしい。
軍港には当然、多くの仕事がある。ロシアから人を連れて来るよりも現地で雇ったほうがいろんな意味で安上がりだ。
ドネツク・ルガンスクでも紛争がおきている。このとき不思議に思っていたことが2つある。
ひとつは紛争避難民がウクライナ方面へではなく、ロシア側に向かったこと。普通、紛争の避難民は自国に助けを求めると思っていたし、10万人単位の避難民がいればニュースにもなるはずだが、ウクライナからのニュースはあまり見た覚えがない。ロシア側はロストフ州などが非常事態宣言を出すぐらいだった。
>ウクライナ東部にはウクライナ国籍でない人たち(トルコ経由で入ってきた難民、もともと住んでいたのに国籍をもらえなかった人たち、ロマなど)が多く住んでいた。そういう人たちにウクライナ政府は冷淡だったらしい(このへんは国際赤十字委員会(ICRC)や国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が報告を出している)
もうひとつは、オランダからマレーシアに向かった旅客機の撃墜事件。なぜ紛争地域を比較的低い高度で飛んでいたのか?
>紛争地域を爆撃機に見えるものがゆっくり飛んでいたら・・・なぜウクライナ航空当局は紛争地域を避けてフライトするよう指示しなかったのか?結局ロシアが悪い!で終わってしまったようだが・・・
ウクライナ政府は(たしか)2018年ごろから国内に定住していた無国籍の人たちに国籍を与える、という法律もできたはずだが、それがどうなったか、私は知らない。
クリミアに話をもどすと、ロシアののんきな人びとはクリミアでバカンスを過ごそうとクリミア橋をわたって観光に押し寄せていたともいう。本当に紛争地域ならそんなことをするとも思えんのだが・・・
まさに「戦争に正義などない」というのを見せつけられている。
ロシアは資源輸出などで伸びてきた国といってもいいが、ウクライナに天然資源はあまりない。農業もロシアからの肥料(原料)がなければかなり厳しかったようだし「ウクライナは世界の10%もの量を輸出していた!」というが、同時期、世界の20%を支えていたのがロシアだったりもする。輸出が止まって多くの国が植えるのはウクライナ・ロシアどちらも同じだ。
ロシアの言うことを全面的に信用できるわけもないが、ウクライナやアメリカの言い分も欺瞞に満ちているとしか思えない。
ウクライナとロシア、もとはひとつの国(といってもいいだろう)だったし、ソビエト時代に民族もおおいに混じってしまっている。
兄弟げんかの片方に味方して漁夫の利をえようとしたヤツがいた、という見方もできてしまうのが難儀だ。
■クリミア橋爆発は「ウクライナの無人艇のテロ攻撃」 ロシア側が発表
(朝日新聞デジタル - 07月17日 17:08)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7491608
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