昨日、講義をしていたら、突然、「ワ〜ッ」っと歓声が上がりました。
何かと思ったら、台風のために午後休講 という連絡が、大学からメールで回ってきたのでした。
ということは、人の大切な講義(私の教師生活の中でトップを争ういい出来です)の最中に、メールをしていた不届き者がいたということですが、あまりにもうれしそうなので、こっちまで幸せな気分になりました。
だから、前回言ったオーバースペックとは、
「ふざけた学生が増えて、聞く姿勢がなっていない」というのと、少し異なります。
「能力が低くて、素晴らしい講師のいうことを理解できない」
というのは、かなり当てはまります。
一問一答で、「( )大師空海」という問いに「川崎大師空海」と答える人に、華厳経の心理を教えても意味がないですから。
しかし、それも、ちょっと違います。
一番のポイントは、自己欺瞞ということです。
自己欺瞞とは、自分で自分をだますこと。
極端な例を挙げます。
河合塾ではなく、大昔、みすず学苑という予備校で体験したことです。
ある、とても勉強が出来ず、勉強もしていないヤツが、
『一週間で英語はマスターできる』という本を持っていました。
私 「お前は、試験一週間前まで、英語をやらないつもりだな。」
彼 「ハイ」
私 「そして、落ちて、この本のせいにするんだろ」
彼 「ハイ。よくわかりますね。」
自己欺瞞というのは、そういうことです。なぜ騙すのか。今が気持ちよければいいからです。
また、ある、現役高校生のための予備校の経営者(最大、生徒数500人。高3だけでみたら、150人)が言っていました。
「開業場所に失敗した。この地域は嫉妬深い。だから、うちから東大に入ったら、『フン、絶対に行かないぞ』と思うんだ」
と。なるほど。
これも、
一時の感情で動き、長期の損得を考えられない例です。
だから素晴らしい先生が、学問的に素晴らしいことを言うと、一定の人は、嫉妬します。だから、ウケが悪くなります。
ウケがいいのは、
本当はバカな教師が、自分を喜ばせるようなことをいう
というパターンです。
だからこそ、詐欺師に騙されたスポーツ選手が「自分を安心させてくれることを言うから、いい人だと思い込んでいた」などと、記者会見でいうではありませんか。
以上は、極端な断面です。
明日にでも補足をしたいと思います
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