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2023年02月09日08:58

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朝の連続テレビ小説考。最近は、見る気がしません。

NHK初の大型総合イベント開催 『岸辺露伴』『どうする家康』『舞い上がれ!』キャスト登壇
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=7291716

どうも、最近は…
『舞いあがれ!』は、波乱万丈すぎます。しかも、唐突かと。視聴者の一人としては、もてあそばれている感があります。
また、舞の兄が東大卒で投資でひと財産作っているなど、ご都合主義的ですね。
つぶれそうなIWAKURAを何とか立て直そうとする。それはいいとしても、つぶれても困らない資産家だった…という設定がベースです。

そんなん、誰が見るかです。

せめて、慶應に行ったが悪い仲間ができて中退した、闇カジノでひと財産作った…といった都会的な設定ができないのでしょうか。
(都会的とここでいうのは、帝銀事件を思い出したからです。予行演習と犯行現場が、荏原、中井、椎名町だったため当時の捜査員は「垢ぬけている」と言ったそうです。自然だということです。六本木や銀座ではないから、上京者ではなく都民の仕業だという判断が生まれたそうです。そういうことです。自然なものはダサくないと。)

波乱万丈でありながら、ご都合主義的な設定。舞が突然、大学を止めたのと、兄がインサイダー取引で問題になった…という二つの展開があったので、もう見る気はしません。
『ちむどんどん』より、多少はましか…という程度です。

もともと、朝の連続テレビ小説は、連続テレビ小説です。
獅子文六、壷井栄、林芙美子、武者小路実篤、川端康成…スタート当初の原作者は、錚々たるメンバーです。
内容もよく、小説といっても納得できるストーリーをテレビにしたものです。

よきストーリーとは、波乱万丈の展開を持つ話ではありません。深みです。

たとえば、『おしん』
上京した彼女を支えた人に、的屋の親分の中沢健(ガッツ石松)、髪結いの師匠の長谷川たか(渡辺美佐子)の二人がいます。なぜ、二人はおしんを助けたのか。非常に深いものがあります。

たとえば中沢健の場合は、絶対手を出してはいけない女性に惚れるというダンディズムでしょう。自分の純粋さを映し出す姿見です。

失恋がなぜつらいかという理由づけに、自分の精神的な投影、あるいは相手の投影としての自分の精神性を喪失するからだというような理屈がありました。異性を失うというより、自分の大切な夢を失うからということでしょう。中沢がしんに惹かれた構造と同じです。

男が人妻に惚れる。どこにでも転がっている話です。しかも、千差万別でしょう。

あるケースについて、一般論で塗りつぶすのではなく、個別の深みを開示するのが小説の醍醐味です。
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