韓国映画界を代表する俳優ソン・ガンホとイ・ビョンホンが共演し、飛行機内で発生したウイルステロの恐怖を描いたパニックスリラー。
飛行機恐怖症のパク・ジェヒョクは娘とともにハワイ行きの航空機に搭乗するが、離陸後まもなく乗客が相次いで謎の死を遂げ、機内はパニックに陥る。一方、地上では飛行機を標的にしたウイルステロの犯行予告動画がネット上にアップロードされていた。捜査に乗り出したベテラン刑事ク・イノは、その飛行機が妻の搭乗した便だと知る。テロの知らせを受けた国土交通省大臣スッキは、緊急着陸のため国内外に交渉を開始。副操縦士ヒョンスは乗客の命を守るべく奮闘するが、機体はついに操縦不能となり急降下していく。
刑事ク・イノをソン・ガンホ、乗客パク・ジェヒョクをイ・ビョンホンが演じ、「殺人者の記憶法」のキム・ナムギル、「シークレット・サンシャイン」のチョン・ドヨンらが共演。監督・脚本は「ザ・キング」のハン・ジェリム。(映画.comより)
<2023年1月8日 劇場鑑賞>
怖かったですね、本当に。話は簡単です。優秀だけれど人生うまくいかなかった研究者が、世の中に復讐しようと、離陸してしまった飛行機の中でバイオテロを引き起こす、というもの。もう飛んでるし、逃げ場ないし。飛行機の中もパニックだけど、地上でもみんな右往左往です。
<ここからネタバレ>
行先はハワイでした。しかし、アメリカ合衆国は着陸を拒否。地上にさえ着けば、なんとか対応してもらえると思っていた乗客たちはパニック。そのうちみんなどんどん感染。最初に感染した人から死人も出始めます。犯人も亡くなりました。機長も感染、死亡。そのうち副機長も症状が出始め、長くないと考えた副機長は、最寄りの成田へ着陸を試みます。この頃には、菌の出どころもわかり、そのバイオ企業にワクチンがあることも判明しているのですが、しかし、拡散の時間や症状を見ると、菌自体が変異株となっている可能性も否定できず、ワクチンがちゃんと効くかどうかは確信が持てません。ということで、日本政府も着陸を拒否。それでも、もうこれ以上操縦できないと思った副機長は「非常宣言」を出し、着陸を強行しようとします。すると、自衛隊機が飛行機の周りを飛び始め(3機くらいだった)「成田には着陸できません。これ以上警告を無視すると射撃します」と通達します。それでも降りようとした副機長。すると、日本の自衛隊、本当に撃ったんです。バババババッて。これには、日本人の私が一番驚きました。もちろん、威嚇射撃ですから、撃ち落としたりしません。でも、本当に撃つんですね。最後には、飛行機の真正面に自衛隊機が現れ、正面衝突寸前まで迫ります。最終的に避けるとは言え、さすがにコリアンエアは諦めて成田から離れます。
当たり前ですが、乗客は全員感染しています。今回は、乗客の中にイ・ビョンホン演じる”元機長”がいました。過去にトラウマとなる出来事があり、今はパイロットをやめているのですが、優秀なパイロットだったようです。彼が、副機長を補助します。
行くところがないコリアンエア。燃料にも限りがあるので、ソウル空港に帰ることにします。しかし、ソウル空港でも着陸を拒否するデモが起きます。乗客の家族が乗ったバスを市民が取り囲み、「出て行け」「(飛行機は)降りて来るな。感染したらどうする」の大合唱です。とうとう乗客たちの中から「もういいじゃないの。私たちさえ帰らなければ、みんな無事に過ごせる」という諦め論が出始め、イ・ビョンホンは「私たちは帰らない」と宣言して遠くへ飛び去ろうとします。(副機長はもう朦朧状態)
そこで、奇行に出たのがソン・ガンホ演じる刑事です。彼は、妻がこの便に乗っているという無理からぬ理由もあったのですが、既存のワクチンが効くのか、効かないのか、自分で試してみたのです。菌を打ってもらって、ワクチン投与してもらってね。研究者たちも、大臣も、反対するヒマさえありません。啞然としながらも、やってみるしか・・・。
結論から言うと、ワクチンは効いたのです。ソン・ガンホは生き永らえました。すぐにコリアンエアに連絡が行きます。「帰って来い。ワクチンは有効だ」と。
ことが収まっても、責任を追及される大臣たち。あまりの出来事に、その女性は大臣を辞めてしまったというのに。そして、イ・ビョンホンは元気になってますが、投与量が多かったのか何なのか、ソン・ガンホは口がきけなくなって車いす生活を送っています。結構シビアな末路。ちょっと驚きました。
少し長いし、見てて辛い展開もありますが、見応えのある映画だと思いました。先ほども書きましたが、一番驚いたのは、自衛隊の発砲です。私が平和ボケなのかもしれませんね。
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