京都大学の宮沢孝幸准教授は関西のテレビによく出演しています。関西の番組と東京の番組では、コロナに関しての論調が全然違うと宮沢先生はいいます。大阪の番組だと、宮沢先生の話をきちんと聞いてくれる雰囲気があるというのです。
木村盛世氏(医師で元厚生労働省医系技官、ノンフィクション作家) 藤井聡氏(京都大学大学院工学研究科教授)らと一緒に出演して、一生懸命話して、辛坊治郎氏(フリーキャスター)もきちんと聞いてくれるといいます。批判的な人ももちろんいますが、冷静に両者の意見を聞いてくれるのです。
ところが、たまに東京のテレビ番組に呼ばれると、空気が全然違うといいます。事前の打ち合わせでディレクターから「宮沢さん、どんどん言ってくださいよ」と焚きつけられます。いざ収録が始まると、宮沢先生が何を話してもMCが全部ひっくり返していくのです。
他の出演者もまともに聞く気がなくて、宮沢先生一人、暴論を吐いている悪者のようにされていくのです。異論をまったく認めなくて、話が一方的で、東京都民はメディアにコントロールされていると感じましたということです。
新聞で言うところの「両論併記」ではなく、片方の情報しか流さないのです。「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)はまだましなほうですが、それでも放送を見ると、ウイルスなどについてまじめに説明しているところは大半がカットされて、他の出演者と論争になっているところだけ切り取られて使われていて、がっかりしたと言います。
結局、視聴率が欲しいだけなのです。生放送じゃなくて収録の討論番組だと、編集されます。私も長い時間取材を受けたことが何度もありますが、放送された番組を見てみると殆どカットされています。番組に出るのなら生放送でないと自分の言いたいことが放送されません。
インタビューに2時間とかかかって、私が話しているところがテレビで流れたのは数分でした。それも私がどうでもいいようなところが使われている。インタビューが何十個もありいろいろと答えるのですが、それも番組ではまったく使われなかったのです。
異論を唱える人間を呼んできて、みんなで袋叩きにして、面白がっているだけなのです。私が見ていた番組でも、宮沢先生は完全に浮いていました。可哀そうになった。誰も宮沢先生の話を聞かなくて、孤立を深めて、それでイラついているのも見えました。
「TVタックル」で医者が「感染者を1人も出しちゃいけないのです」と言うのです。ハァと言い、つい、指さして「お前な」と言っていました。「TVタックル」には団塊世代の男性タレントも出ていて、「老人を切り捨てていいのか。 とにかく若者を止めろ」とか言うから、また、頭に来て「お前な」と言いそうになっていました。
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