立てこもり「刑務所に戻れると」
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刑務所では、テレビを見るのが非常に不自由だ。
異性がいない。
食事は一汁一菜である。
酒やたばこはもちろんダメ。
風呂は毎日入れない。
エアコンがない。
原則として相部屋。それも、人格に問題があるヤツと…
ということを考えると、普通人の感覚では、到底、行きたいとは思えない。
しかし、行きたい人がいるとは、前科がある人にとって、それだけ娑婆で生きるのは厳しいということだ。
この犯人は、娑婆もムショも経験した上でこう言っているのだ。だから、この判断がおかしいという資格は我々にはない。(犯罪を批判する資格ならあるが)
なぜ、こういうのが出てくるかというと、
娑婆はいったん落ちたら這いあがれないような構造をしているからだ。
アメリカでは、就職時の年齢差別すら禁止されている州もある。
日本ではどうか。履歴書に穴があると就職するのが非常に困難になる。
知人に弟が引きこもりの人がいる。兄が起業して、大して儲かっていないが弟を雇っているという形にした。
大学を卒業して二年か三年なら、司法試験の予備試験浪人をしていた、大学院浪人だったなどと言えるが、四年ともなると難しいからである。
ローンで家を買うときに、昔は保証人だったが、今は保証協会に手数料を払うシステムだ。ローンが返せなくなるのは一部だから、この制度は成立している。
同様に、公的機関が人物を保証し、ダメなら情状により賠償するようなうまいシステムが作れないものか。難しいけれど。
「そういう必要はない。死刑だ。」
などと言う人は、考えが足りなすぎる。
手をこまねいていて、こういう事件が増えると、困るのは普通の市民だからだ。
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