mixiユーザー(id:39816565)

2022年04月26日16:56

168 view

パワー・オブ・ザ・ドッグ(The Power of the Dog)

 「ピアノ・レッスン」で女性監督として初のカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したジェーン・カンピオン監督が、ベネディクト・カンバーバッチを主演に迎え、1920年代のアメリカ・モンタナ州を舞台に、無慈悲な牧場主と彼を取り巻く人々との緊迫した関係を描いた人間ドラマ。大牧場主のフィル・バーバンクと弟ジョージの兄弟は、地元の未亡人ローズと出会う。ジョージはローズの心を慰め、やがて彼女と結婚して家に迎え入れる。そのことをよく思わないフィルは、2人やローズの連れ子のピーターに対して冷酷な仕打ちをする。しかし、そんなフィルの態度にも次第に変化が生じる。カンバーバッチがフィル、実生活でもカップルのキルステン・ダンストとジェシー・プレモンスがローズとジョージをそれぞれ演じ、ピーター役はコディ・スミット=マクフィーが務めた。2021年・第78回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞。2022年・第94回アカデミー賞では作品、監督、主演男優、助演男優、助演女優、脚色などの主要部門ほか計11部門で12ノミネートとなり、同年度の最多ノミネート作品に。ジェーン・カンピオン監督が、女性では史上3人目となるアカデミー監督賞を受賞した。Netflixで2021年12月1日から配信。それに先立つ11月19日から一部劇場で公開。(映画.comより)





<2022年4月24日 Netflix鑑賞>

 アカデミー賞を賑わせたNetflixの話題作、やっと見た!自分でも「遅いわ!」と思っています(笑)。近所の映画館でも1週間だけ上映されていたことがあって、そのポスターの雰囲気から、監督がジェーン・カンピオンだと知った時はちょっと驚きでした。カンピオン監督は、私は「ピアノ・レッスン」からしか知らないけれど、良くも悪くも「女性の・・・」と言われ続けて来た監督だと思うし、それは自分でもわかっているのだと思います。そして今、あえてNetflixで公開、でもオスカーにノミネートされてしまう、というやっぱり目立った結果になってしまって、これは確信犯だったのか、自然の成り行きだったのか、さすがと言うべきか。

 主演はベネディクト・カンパーバッチ。個人的には、偏屈者をやらせたらこれ以上ハマる人はない、というくらいハマる俳優だと思うのだけれど、今回も、出てきただけで異様な雰囲気を醸し出し、さすがの存在感でした。

 彼と弟(ジェシー・プレモンズ)は、わりと裕福な大牧場主。たくさんの若い男たちも雇っているし、自分たちも優秀な大学を卒業しています。しかし、家長であるバッチさんは、いつも居丈高で”強い男”、そのため弟もいつもはおとなしく過ごしています。そんな中、遊牧に行った先に入ったダイナーで、ある未亡人と知り合うのです。これがキルスティン・ダンスト。中性的な瘦せ型の息子コディ・スミット=マクフィーがいます。恋に落ちた弟とキルスティンは結婚。店を売って牧場に越してきます。

 これが気に入らないバッチさん。じりじりと義妹やその息子をいたぶり、ある意味、ねちこいいじめを繰り返します。しかし、マッチョなバッチさんにも秘密はあるし、女性的に見えたガリガリ息子にも魂胆があるのです。後半の展開は静かながらも魅せましたね。個人的には、西部劇だとは思わずに見ていました。個人個人の感情の綾が描かれた普通の(?)話で、西部劇である必要と言えば、バッチさんが”強くあること”を自分に強いていたことくらいでしょうか。でも、それは普通の家庭でもあることだし・・・。

 難を言えば、ちょっと長いと感じました。映画がわりと起伏に乏しいと思ったからそう感じたのかもしれませんが。でも、見応えのある映画でした。おススメです。


3 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年04月>
日 月 火 水 木 金 土
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

最近の日記