先日、昔の職場に所用があって行きました。
その時、以前一緒の職場で働いていた女性に行き会いました。
咄嗟に出た名前が旧姓でした。
結婚したのは知っていましたが、新しい姓が浮かびませんでした。
その人は、背が高く、玉を転がすような声で笑い、優秀な女性でした。
その彼女も含めて、5人ほどで東京に出張した事があります。
35年位前の事だと思いますが、
その当時では珍しい小さなリュックサックを背負って来ました。
今はハンドバッグ代わりにリュックを背負っている人も多いですが、
当時は余り見掛けず、彼女は流行の先端を行っていたのかも知れません。
全員で山手線に乗りましたが、彼女はおっとりしているので、最後になりました。
発車のために扉がしまりましたが、
「やだぁ どうしよう」との彼女の声が聞こえました。
最後に乗ったので、リュックが扉に挟まってしまったのでした。
慌てて、僕と一緒に行った人と2人で
扉を開けてやって無事にリュックも車内に入りました。
扉から解放された彼女は、しばらくしゃがんでコロコロと笑い転げていました。
今日、図書館に行きました。
そこで、やはり昔の職場で、隣の課にいた女性と行き会いました。
4月から図書館に異動になったとの事でした。
偉くなったので窓口には余り出る事はないようですが、
それでも業務の見習いで、研修中のカードを首から下げて窓口にいました。
やはり咄嗟に名前が出たのが旧姓でした。
若い頃から明るく活発な女性で、小父さんたちに人気がありました。
結婚した話は聞いていましたが、やはり新しい姓が頭に入っていませんでした。
マスクをしているのに、よく分かりましたねと言われましたが、
くるくると動く可愛い目は変わっていませんでしたので、
目で分かったと言いました。
20年近く前に結婚しましたと言われて名札を示されました。
そして、最初の貸し出し手続きなので、
上手く出来るかなぁと言いながらやってくれました。
間違えても文句は言わないから安心してやってねと言って待っていました。
老眼になったと言っていましたが、昔の可愛いままでした。
それから少しの間立ち話をしました。
人は、知り合った時の名前や役職がインプットされ、
それが変わると慣れるまでに時間が掛かります。
しかし、10年以上の時が経って会うと、
覚えた当初の名前が浮かんでしまうような気がします。
ここのところ、夫婦別姓が色々と議論になっています。
姓を変えない方が分かり易いのになぁと思いながら、帰って来ました。
【今日の一句】
みんな入れ 重くて持てぬ レジ袋
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