日本では胎盤鉗子と金属のさじ(キュレット)でかき出すのが
中絶でも流産でも、子宮内容除去のとき行われるが、
外国では吸引が主流、というか、おそらく吸引しか行われていない。
これは胎児が小さく子宮内容が少ないときは問題なし。
子宮への損傷(ひっかくことによる傷)が少なく安全性が高いとされる。
ただねぇ。
妊娠12週あたりから、胎児は骨がしっかりしてくるのよ。
とくに「頭蓋骨」。
丸いし硬いし、細い首にくっつているので、
首がちぎれて体とか手足が出ることがあって、
この首をかき出すのは実は、大変なんだね。
吸引だと吸引機のクチに入らなければ必ず残る。
だから12週以後の流産や中絶処置は陣痛誘発剤で行う。
お産してもらえば、赤ん坊はちぎれないで出てくる。
この記事だけじゃはっきりしないけど、
子宮内容除去を受けて退院した、みたいなことが書いてあるので、
おそらく吸引処置じゃないかな。
陣痛誘発は、子宮が小さい(妊娠週数が若い)ときは
なかなか陣痛が起きず、数日から1週間程度かかることがあるけど、
イギリスはなにせ、医療費最低限に抑え込む国ですので、
その日に帰れる吸引処置を選ぶこともあると思う。
子宮内に胎児組織の一部が残ることは、
ないほうがいいけど、決して「めったにない、あってはならない」ことではない。
たいていはあとで自然排出されるけど、
たまたま感染が起きたりすると、ひどい腹痛や発熱を起こすことはある。
日本じゃこういうのを予防するために抗生物質を飲ませてしまうが、
イギリスでは明らかに必要な投薬じゃないからやらないかもね。
流産した胎児の一部が子宮内に7か月も残存、38歳女性「医師の怠慢」に怒り(英)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=103&from=diary&id=6721722
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