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2021年08月18日09:05

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国語辞典は、オリンピック開会式並みのレベルの低さ。

■辞書を26冊所有する女子大生に聞いた 「出版社によって全く違う表現が魅力」
(しらべぇ - 08月16日 14:41)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=202&from=diary&id=6631054

この女子大生は、面白いから辞書を引き比べているのでしょう。そういう楽しみもありますね。
また、超能力がない限り、勉強への入り口として辞書を引かないとどうにもなりません。

しかし、非常に大切なことは、辞書を批判することです。

辞書の記述は、全く帰納的に決まります。言語学のものすごい理論があるのだろう…と思いきや、語釈に関してはありません。
たとえば、�召箸いκ垢い燭海箸里覆じ斥佞�あるとします。Xを使った例文として、
「男は女にXを抱いた」
「�召里覆ず盪彩榲�ての結婚」
という例文が出てきたら、�召蓮岼�情」だとわかります。

そのもっといい例が、色です。
帰納的に考えないとわかるものも分からなくなります。
たとえば「黒」はものが茂っている(ものが空白を満たしている)状態です。黒田さんという苗字がありますが、「黒田」は、必ずいい意味で使われる言葉です。豊穣に稲が生えて実っている田んぼという意味です。あるいは、これから豊穣をもたらす、苗を植える前の土色の田んぼという意味という説があります(天保本節用集という古書に「黒は実りの謂」という字句がありますから、わたしは前者の意味を取っています)ところが、いずれにせよ、この記述がない辞書も多いです。
相撲の黒星などしか知らない辞書編集者もいますから、文献に当たらないと自分の知識の正しさを検証できません。実際に当たって、不勉強を知る。当り前です。漢字だって間違えて覚えていることがあります。
まあ、これが、謙虚ということです。

ところが、謙虚という現象は、面白いですね。跛行的です。
ある面では非常に謙虚、ある面では謙虚ではない。
特に、勝負はその人が大家になって、叱ってくれる人がいなくなったとき、あるいは、自分にヘ〜コラする人間だけが残った、定年退職間際の教授以降です。
中には、院生や助教時代は営業的に謙虚にふるまっていても、実は、傲慢だという人がいます。そういうのが有力拠点大学の教授になったら、手が付けられません。

たとえば、
有名な『新明解国語辞典』の第五版
「恋愛」
「特定の異性に特別の愛情をいだき、高揚した気分で、二人だけで一緒にいたい、精神的な一体感を分かち合いたい、出来るなら肉体的な一体感も得たいと願いながら、常にはかなえられないで、やるせない思いに駆られたり、まれにかなえられて歓喜したりする状態に身を置くこと。」
第七版は
「特定の異性に対して他の全てを犠牲にしても悔い無いと思い込むような愛情を抱き、常に相手のことを思っては、二人だけでいたい、二人だけの世界を分かち合いたいと願い、それがかなえられたと言っては喜び、ちょっとでも疑念が生じれば不安になるといった状態に身を置くこと。」

ハッキリ言って、両方まちがいです。
それも、面白い…というものではなく、単なる恥ずかしいまちがいです。
「猫」の説明に、「毛皮に白と黒と茶色の色が浮かんでいる獣」とするものです。
中にはそういうのがいるというだけです。

名誉教授になっている偉い先生が、美女の女子大学院生に欲情したのでしょうか、色ボケして、こんなアフォな語釈をしたことも恐ろしいですが、
その下の准教授あたりの弟子が、揉み手しながら、「さすが、先生!」とお世辞を言う図は、もっと恐ろしいです。

また、私の経験ですが、上にヘ〜コラするヤツに限って、下にはつらく当たります。今の辞書の姿は、日本社会の縮図です。

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