「GUMMO ガンモ」「スプリング・ブレイカーズ」のハーモニー・コリン監督が7年ぶりに長編映画のメガホンをとり、「ダラス・バイヤーズクラブ」のマシュー・マコノヒーが放蕩の詩人を演じた人間ドラマ。かつて1冊だけ出版した詩集が大成功を収め、天才と称賛された詩人ムーンドッグ。その後はずっと資産家の妻に頼り、パーティ三昧で酒とマリファナと女に溺れる生活を送り続けてきた。フロリダの太陽と海に囲まれながら自由気ままな人生を謳歌するムーンドッグだったが、ある出来事をきっかけに、新しい詩集を出版しなければ無一文になるという窮地に陥ってしまう。ムーンドッグの親友を人気ラッパーのスヌープ・ドッグ、資産家の妻を「グランド・イリュージョン」のアイラ・フィッシャーが演じる。共演に「グレイテスト・ショーマン」のザック・エフロン、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のジョナ・ヒル。気鋭のデザイナー、ハイディ・ビベンズによる個性的な衣装にも注目。(映画.comより)
<2021年5月23日劇場鑑賞>
ハーモニー・コリンの映画、とっても久しぶりに見ました。マシュー・マコノヒーがあまりな放蕩詩人を演じきって妙味を出していました。でも、これは好き嫌いがあるんじゃないかな。最初から最後まで彼が放蕩の限りを尽くしているだけで、あんまり話という話がないように思うからです。もちろん、才能はあるんです。どんなに酔っぱらっていても、またどんなにハイになっていても、いったんスイッチが入ると、言葉が湯水のようにあふれて来て、魅力的な詩を書くのです。でも、普段は下品でだらしなくて、手の付けられない男。法に触れるような悪業もやってのけるので、逮捕されて裁判沙汰になることも。でも、法廷でもへらへら笑って場を心得ない発言。女性の裁判長が「あなたの詩が好きだったのに。こんなに下品な男だったなんて」と落胆するシーンがあり、マコノヒー、そう言われてもげらげら笑っているのです。かわいそうな裁判長。
しかし、彼には彼の才能を買っているリッチな奥様がいて、生活の心配はないのです。この奥様が「お買い物中毒な私!」のアイラ・フィッシャー。ずっと家を空けているマコノヒーを娘の結婚式に呼び戻した奥様ですが、ゲストもいるのに結婚式で新郎を「フニャチン」呼ばわりするし、ずっと酔ってるし。でも、なんだかんだ言って娘もお父さんの才能を買っていて、結局凡人の夫に満足できなかったりするんですけどね。エキセントリックな家族。この、まるでモーツアルトのような詩人さんって、実在の人物なのかな。最近実話ベースの映画って、多いし。
しかし、この映画、さすがハーモニー・コリンの実力か、俳優陣が豪華なのです。写真2枚目の「闘魂」はちまきを締めている若者はザック・エフロン。3枚目の「船長」は、ウィル・スミスの相棒、マーティン・ローレンス。私はよく知らないけれど、スタイルのいい黒人さんが出てるな、と思ったら彼がスヌープ・ドッグらしいです。マコノヒーのマネージャーはジョナ・ヒルだし、目には楽しい映画でした。
ただ、頭の固い私にはあんまり理解の出来ない世界でした。やっぱり才能のある人って、凡人とは違うんだな〜って感じです。映画で見る分には楽しそうだったけど「楽しんで生きるのは、闘いだ」というキャッチフレーズがついているから、本人も闘っていたのでしょうね、人生と。邦題が絶妙だと思いました。「まじめに不真面目」って・・・。
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