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2021年04月05日08:20

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ふたごのお産

ふつうに分娩もできます。
なぜ帝王切開の場合が多いのか、はこの文章にも書いてありますが。

1)時間がかかる
ひとり生むにも陣痛開始十数時間という経験をしたことがあるお方はいるはず。
ふたごだとそれが倍になる、とは言いませんけど、
一人出たあとで子宮が疲れてしまって陣痛が止まる、はよくあることです。
これを起こさないために鬼のように陣痛促進剤をいれて、
ひとり出たあと開いた子宮口に手をつっこんでふたりめをひっぱりだす。
…野蛮ですね。
でもこれをやらないとかたわれくんが子宮内で弱ってしまうことがあるんです。
ひとりめ生まれたから出血はするわ子宮内環境変化するわ。
そんなに待っていられません。
帝王切開なら子宮を切ればふたりとも目の前にいます。
陣痛待ちもしなくていいし、子宮の奥に手をつっこんで
お母さんを痛がらせることもありません。(麻酔かかってるしね

2)状態の悪い子がふたりなら?
お産はやってみないとわかりません。
どれだけお産に時間かかっても元気な子は元気です。
でも、生まれるまで何の問題もなかったのに、生まれてみたら
紫色で動かない呼吸しない、なんてこともありえます。
こういうときのために小児科NICUドクターがいてくれますが、
いかんせん、小児科の人手不足です。
生まれてみたらふたりとも状態が悪かった、としたら
小児科ドクターの手が足りないかもしれません。
しかもふつうのお産はいつ生まれるかわからない。
ワシら産婦人科は「いつ生まれるかわからないお産」につきあうのは慣れてますが、
小児科ドクターにとっては非日常です。
夜中のお産、いつまでかかるかわからない、しかも生まれるまで待ったあと
産婦人科医がもし帰宅できても自分たちはそこからが本番、
赤ん坊が落ち着くまで帰れない…大変にお気の毒です。
昼間の帝王切開なら時間を決めて子を出すので、小児科医はじゅうぶんに
余裕をもって待機できます。
手術予定日がわかっていれば、そのために小児ベッドをあけておく、こともできます。

おおよそ、上記ふたつの理由で「ふたごは帝王切開」の病院は少なくありません。
もちろんその病院が十分余裕のある医療体制で、
お産する人に前に分娩経験あって子宮口も開きやすそう、なら
下からまずトライ(ダメなら手術切り替え)にする病院もあると思います。
大事なのは下からお産することでなく、子と母の安全ですからね。
もちろん赤ちゃんの成長が悪くて明らかにNICU入院必須、とか
切迫早産症状が強くで破水してしまったとか、経過順調でないなら
お産は「赤ちゃんに負担の少ない」帝王切開が選択されるでしょう。

それから「ふたごのお産」をしても、別に子宮の機能には問題は起きません。
だから次回妊娠に問題は起きません。
ただし、一度帝王切開でお産をしたら、子宮の手術創が次回妊娠中に開いてしまう
「子宮破裂」の可能性があり、起きてしまえば赤ちゃんがダメになるので、
次回妊娠も子宮に陣痛という負担をかけない帝王切開が決まりです。
「下から生みたい」と希望するのはかまいませんが、
赤ちゃんへのリスクをじゅうぶんに理解した上での話になります。
(自分には絶対に起きない、とか信じてもダメです。
信じることでリスクが避けられるなら宗教はもっともっと流行るでしょう。)

■双子は帝王切開でしか産めないの? 看護師の双子ママが手術の流れを解説…準備しておきたいものと心構え
(まいどなニュース - 04月04日 19:50)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=262&from=diary&id=6472241
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